以前書いた記事ですが
最近たくさんアクセスをいただくので
再投稿します。
お読みくださりありがとうございます。
無事に赤ちゃんが生まれました。
可愛くて仕方がありません。
首がグラグラしてちょっと怖い抱っこも
慣れないおむつ交換も
上手く吸えなくていたーい!ってなっちゃうおっぱいも
寝られなくてふらふらするときも
毎日一生懸命です。
でもねでもね、
あれれ、私どうしちゃったんだろう。
なんだか急に涙が出ます
なんだかパートナーにイライラします
なんだか、すっごい嬉しいと思ったのに今日はどーんと落ち込んじゃうんです。
産む前は私こうじゃなかったのに
どうしちゃったんだろう。
こんなに一生懸命にサポートしてくれる旦那さんに
イライラしたり当たっちゃったりするなんて、申し訳ない。。。
わたしこんなになっちゃってどうなっちゃうんだろう
うんうん。
赤ちゃんを産むと
初めての経験に初めての感情にますますいろんな体験をします。
実は意味があるんです!
妊娠中お腹の中の赤ちゃんを育てるために
「胎盤」が栄養や酸素をあたえ、老廃物をママに戻していました。
それだけじゃなくて
妊娠を維持できるように女性ホルモンの司令塔でもあったのです。
ママと一緒に赤ちゃんを守り育ててきた胎盤は
無事に赤ちゃんが生まれたことを見届けると
「お疲れ様、さようなら~」
とお腹の外に出ていきます。
その時、プレゼントをママに残していってくれるんです
ママが初めての育児で
我慢しすぎないように
心に蓋をしないように
頑張りすぎないように
しんどいって言えるように
助けてって言えるように
【ジェットコースターへの招待券がついています】
アップダウンはこんな感じ?日々めまぐるしいですよねぇ
産後のママはジェットコースターに乗っているのと同じです。
気持ちのジェットコースターなんです。
これはちゃんと医学的にも意味がありまして
女性ホルモンは出産後
約50倍
変動するんです。
ふいにどかーんと落ちたりします
生理の前にイライラしやすくなる方もいらっしゃるかもしれません。
それもホルモンの変動の効果なのですが
産後のそれはその比ではないのです。。
ですのでこの気持ちのアップダウンは
出産に続く、人生のはじめまして体験なのです。
だからこそ
どうぞその時感じた心の動きを、大切に周りに伝えていただきたいのです。
泣いてしまっても
罪悪感に陥ってしまっても
嬉しくなってしまっても
今、それを感じた「あなた」を大切にしていただきたいのです。
そこに蓋をしてしまうと、人によっては産後クライシスにも発展してしまうことがあります。
そのくらい、出産後の今の時期はとてもとても敏感で繊細で大切なのです。
人は察することが苦手な人もいます。
めまぐるしい気持ちはやはり言葉に出さないとうまく伝わらないこともあるのです。
そして
きたきたきたー!
とその時の感情をたくさんたくさんご自分で味わってみてください。
もともと自分の中にあったものが現れやすくなるこの時期。
お世話も忙しいと思いますが、だからこそ、ご自分の声に耳を傾けて頂きたいのです。
このプレゼントは期限がありまして
大体産後一か月くらいにはなくなってしまうようです。
*それ以上もあまりにもジェットコースターが続くようでしたら、出産された産婦人科にご相談ください
そして胎盤の代わりにそれを見守る係りがちゃんといます。
胎盤とママと一緒に育てられた
あなたの赤ちゃんなのです。
どんなママでも大丈夫だよって包み込んでくれるのがあなたの赤ちゃんです。
女性が
妻から母になるこの大切な時を歩んでいけるように贈られた
この色々な体からのプレゼント
(おっぱいを吸ってもらうと子宮が小さくなっていくのもそうなんです)
赤ちゃんのお世話で忙しい時期ではあると思うのだけれど
その用意もしていた素敵なあなたであることも
ちらりと思い出していただけたら嬉しいなぁと思います。
いつもあなたのことを応援しています。
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河野鳥クミコ
♡プロフィール♡
河野鳥クミコ(こうのとりくみこ)東京都出身、38歳。助産師・看護師。 バースカウンセラー
小児内科病棟、新生児集中治療室(NICU)での勤務体験から、「傷ついている母親へのサポート」をしたいと助産師学校へ進学。「分娩という人生における大きな出来事」に向かう女性に助産師として丁寧に寄り添い、延べ2000人以上の妊産婦さんと赤ちゃんのケアを行う。
2014年群馬に転居し、保健指導専門の出張助産院「NowHappy」を開業。
「NowHappy」=「産声をあげてから息を引き取るまで、今この瞬間を笑顔で幸せに生きる」をモットーに、現在は東京と群馬で精力的に活動中。医療現場での経験をもとに、学校や病院で習わなかった、妊活・妊娠・出産・育児について伝えたり赤ちゃんの成長発達のサポートを行っている。