中嶋涼子氏が長い沈黙を破ってXの鍵垢を解除し、満を持して説明とお気持ちを表明されましたね。

 

 まず、一言も謝罪の言葉がないことに驚きを隠せないですね。

 

 いやね、仮にね世間に誤解があったり映画館側に瑕疵があって百歩譲って中嶋涼子の言い分に大いに正当性があったとしてもですよ?

 具体的な映画館の支店名と今どきなら特定可能なスタッフの情報をあれだけばら撒いて晒したからあの騒動、炎上が起こったわけです。

 

 普通の平均的な脳を持った至極まともな社会人であれば「この度は私のポストがきっかけで大変な騒動になってしまい、関係者にご迷惑をおかけしました」という一言がまず冒頭にあってしかるべきなんですが…

 

 全体を読んでざっと意訳すると書いてあることは「お前らの読解力がなくてなんか誤解してるようだけど、イオンシネマは分かってくれたしまぁ今回のことはこれくらいでなっとくしたるわ」

 

さすがにこれは意訳しすぎたかなと思って中嶋涼子のポストを読み直してみましたけど、どう読んでもこういう風にしか受け取れないんですよね。。

 

 すげぇ・・・

 

 あれだけの騒動になって同じ障害者・車いすユーザーの方々にもド正論を投げつけられまくったので、さすがに凹んで少しは思う所もあるのかなぁと思っていたら

 

 まさかの「許したるわ」の発想ww

 

 もう憤りとかを遥かに通り越して謎のクリーチャーを見た気分です。

 

 もう特にコメントとか意見する気にもならないですね。

 うわ~~こういう人いるんだな世の中には…という感想だけです。

 

 少なくとも僕の知ってる文化レベルの世界ではお見かけしたことのないタイプの方ですね。一生関わりたくないですw

 

 

 あとはもういかに自分が映画好きでこだわりがあるかみたいな語りとかどうでもいいですよね。

 そして驚愕の行動が、この騒動の熱も冷めやらぬこの時期になんと再度あの映画館に映画観に行ってるんですよww

 

 もうこうなると恐怖でしかないwホラーですよ。あの人自身がホラー映画の化け物ですよ…

 

 仮に自分の方に非がなくてもね、こんな騒動の渦中にあっておそらく自分のことも全スタッフが覚えたであろう映画館に飄々と行けるその海底ケーブル並みの太い神経がもう羨ましいw

 僕とかもうごく普通の一般的な障害者ですので、相手に非があって喧嘩や議論になったとしても少なくとももう少しほとぼりが冷めるかスタッフさんが入れ替わるくらい待たないともう一回行くっていうのは無理ですよ。

 

 もう恥ずかしいとか、申し訳ないとか、そういう感情を殺せる特殊な訓練とか受けてるんですかね?

 

 

 いやぁ絶対あの映画館に勤めてる人は皆ネットで見てるでしょ、中嶋涼子の数々の過去の所業も。絶対バックヤードで「ねぇw今日もあの迷惑系車椅子ギャル来てたよwwwマジで凝りてねぇ」とか言わてるかも知れないんですよ(私の想像です)

 やだ~~僕ならそんなことその場で想像したら半泣きになる。

 

 メンタルの怪物ですね・・・

 

 受付でお姉さんがにこやかに対応してくれましたとか言ってましたけど、え?もしかして好かれてると思ってる??感じ良くしてくれるのは自分が人気者だからだと思ってる!?だとしたら幸せですよね~

 

 キャバクラでおじさんが嬢に心から愛されてると信じられるくらい幸せ

 

 客だからだよw

 お金払ってくる客だから「仕事」で笑顔で感じよく対応してくれるプロ意識なのよ。他のお客様に感じ悪い雰囲気を見せないために仮に殺意覚えるほど嫌いな相手であっても笑顔で接するのがプロの接客なんですよね。まぁあんまり働いたことないと知らないかも知れません…。

 

 

 

 あとこれは本当に個人的な感想なんですが「私は本当に映画好きで」みたいなコメントをやたらアピールしてくるんですが、映画好き名乗るのもやめてほしいくらいなんですよね。

 

 僕も映画ブログ書いてるくらい映画大好きなんですが、まずあの人の映画に対するコメントが浅すぎて本当に映画好きなのかも判断できないレベルなんですよ。それにあの人の経歴みたらなんか一応映画関係の学校に留学?したとか書いてるんですけど本当なんですかね?

 そもそも配信してる映像があのレベルでしょ?僕も動画編集もしますしカメラは相当触るんですけど、本当に本格的な勉強した人のクオリティで何かを発信してるように思えないんですよね…

 

 で、僕も映画好きなんでサブスクもアマプラはもちろんネトフリ、UNEXTと見たい映画に合わせて契約してます。テレビも60インチに一応5.1chのスピーカー繋いで気合い入れて観まくってるんですよ。映画館にももちろん行きますし年に述べ100本~200本近く(海外ドラマとかも含めて)は観ています。忙しいときなんかそれはもう睡眠時間を削って…

 

 その僕から見て、他の動画やコメントから「映画好き」と感じる要素があまりに少ないんですよね。

 

 僕もそうですが、そもそも本当に観たい映画であれば「席がどうだ」とか「首が痛い」とかどうでもいいんですよ。映画が観たいので。そりゃ快適に見られればその方が良いに越したことはないですが、「観たい」が先行するのでいい席じゃなかったり好きな映画館じゃなくてもやっぱり行っちゃいますよね。

 

 「リクライニングに足あげないと冷える」とか言ってる人が本当に映画好きなのかなぁとあくまで個人的には感じてしまいました。えぇ個人的にですよ。

 

 

 まぁね年に数本しか観ないのに「映画好き」を名乗る人なんて世の中数多いますから、彼女の映画好きのレベルも彼女のいう「映画好き」なんだとは思いますが。

 

 

 そんなレベルの奴に映画館もっと良くしろとか言われた映画館側の気持ちよ

 

 

 映画関係の学校出てるんやったら映画館の経営の大変さとか分かってるはずですよね。本当に出てるんなら…。

 

 

 最後になりますけど、そもそも彼女が炎上したのって映画館のリクライニングで映画が見たいと言ったからでは無かったはずですよね。

 

 何が何でも障害者を家に閉じ込めたい本物の差別主義者の人は別ですが、多くの方が映画館が障害者にとっても使いやすくなることを希望したり要望することは別に悪くないと思っています。現に僕も不便だなと感じることは社会の中でもありますし。できる範囲で現状車いすユーザーに便宜を図ることや手伝うことだってほとんどの人は受け入れてますよね。

 

 問題だったのは、親切にしてくれた相手をどれだけ非道かというような批判を名指しで写真付きでタグ貼りまくりで晒し上げて、暗に「皆でイオンシネマ調布に文句言おう」という主張が見えたその性根の腐った行動に大批判が集まったわけです。

 

 もうそこが微塵も分かってないあたりお里が知れます…。

 

 

 中嶋涼子と言う人をあくまで「この騒動を通じて」見て得た印象というのは一言で言うと、感じが悪い行儀が悪い、ですね。

 

 二言やんけ・・・

 

 健常者でも落としたものを拾ってもらったら「ありがとう」「すみません」というのはごくごく普通です。お年寄りでもこちらとしては当然の行動とは言え席を代わったら「ありがとうね~」と言われればこちらも代わってよかったなとお互いが気持ちよくなれるのは人が二人以上いて生まれる最小の社会では当然の通じ合いなのです。

 障害者だって助けてもらって「ありがとう」「助かります」ってニコニコ言う人と、「当然」みたいな顔で無言の人とどっちが感じがいいですか?

 

 ほんとに今回の出来事はそれだけの問題だったんですよ。障害者がどうとか何の関係もない。

 

 なんであんなにも世間から中嶋涼子が嫌われたのか

 

 感じが悪いからです…ほんとにそれだけ。

 

 

 感じが良い、悪いはどこで違いが出るのか。当たり前ですが、まともな家庭でまともな人間としてのモラルや倫理をもった親にちゃんとしつけや教育を受けたかどうかです。お礼を言うことを強要されているとか負担だとか思うのが以上で、ちゃんとした教育を受けてきた人であれば、自然と言葉や態度に出るという類のものなんです。まさに「人柄」そのもの。

 

 そういう点では中嶋涼子氏もかわいそうな人かもしれません。

 

 今は行動力もあって声も大きくお洒落して人と交流もできるのでまだいいかもしれません。これから歳を取っていろいろ衰えたり鈍くなっていった先に、感じの悪いおばさん、おばあさんのままだったら、助けてくれる人もいなくなり、本当に友人と呼べる人も離れていき、ヘルパーさんだって嫌な顔で仕事されることになります。

 その未来はもう見えてしまっているので、彼女が変わるなら今しかないと思います。三つ子の魂ですからそうそう変わることは容易くないかもしれませんが、人の温かさや本当の優しさをしっかり受け止めることができれば不可能ではないと僕は思います。

 

 この先彼女には少しはいい人生を送れるようにその辺頑張ってほしいというのは、僕の気持ちとして決して嘘ではありません。

 

 

 僕自身、障害者であるにも関わらずいろんな人に助けられ、友人にも普通に接してもらいもちろん行政や福祉関係のお仕事の方にもいろいろ尽力してもらい、不便な点はゼロではありませんがそういう人たちのお陰で物理的な不便さを超えて「支えて」もらってると感じることが多いです。

 そういう意味でとても恵まれているし、同時に自分もそういう人を大切にして、人から好かれるように人間としての魅力も磨こうと思っています(見た目だけじゃなくてね)。

 そして障害者ではあっても自分も誰かの支えになれるよう、道で倒れそうな人を助けられるよう、支える側にもなりたいと常々思っています。仮に何もできないときであっても笑顔で向かい合える気持ちの良い人間でいたいと思います。

 それは媚でも、打算でもなくそれが人間一人にできる最低限の社会貢献だと思っています。

 

 ひいてはそれが自分自身にとっても住みよい社会になっていく小さな布石だと思うんです。

 

 情けは人の為ならず

 

 その一つ一つの行動はわざわざYoutubeで配信しなくても、一人また一人と誰かに絶対伝わっていくものだと思うんですね。

 だから誰かに「変えろ」と言う前に、まず自分が変えてみる、変わってみるということを手始めに本当に小さな、砂粒ほどの布石かも知れませんが僕は積み上げていこうと思っています。

 

 中嶋涼子氏本人はもちろん、障害者健常者に関わらず本当に良い社会を作るってどういうことだっけ?人を思いやるってどうやるんだっけ?と思うきっかけにこの騒動がなれば、燃えた意味もあったんじゃないかと思います。

 

 起こってしまったこと、言ってしまったことを取り消すことはできません。

 過去は変えられないものです。

 

 

 ですが未来をどう生きるかで「過去の持つ意味」を変えることはできると僕は信じています。