ここ数日は、滑らかなリップスラーを目指してさまざまに試行錯誤。

その間、感じたこと思いついたことは以下の通り。

 

クラリネットやサクソフォンにおけるリードは、管楽器では唇。

上唇の振動が音の発信源になる。

 

どうも粘膜と皮膚の間の線くらいのところが震えやすいようだ。

ここを上唇縁と呼ぶことにする。

 

上唇縁は、したがって、震えやすい状態においてあげる、その状態を保つことが大事だと思われる。

 

下唇は、上唇と下唇でつくる空気穴(アパチュアというのかな)の調整役になる。

なぜなら上唇は一定の状態(上唇縁を保つ)であることが大事だから、絞りの調整は下唇でやらないといけない。

 

自分の場合、上唇縁はリムの上から1/3くらいのところに置くと安定するようだ。

それを下唇で下から包み込むというか、上弦の月みたいな形で、右・下・左を塞いであげる。

これで、振動する上唇縁を保ちつつ、絞り調整が可能な唇の形が出来上がる。

 

下唇は、まあ言ってみればリムなんだ。

 

高音を出すために下唇を絞っていく時、少し前に出す形になる。上唇縁はマウスピースのリムよりも1ミリくらい顔に近い。

その距離は縮められない。横から見た上唇縁は、上唇の肉と、下唇の肉に挟まれて、マウスピースのリムから少し離れた中空にある。

 

上唇縁をよく振動させるためには、これを前後に動かさないで一定のポジションを保つのが良い。

高音を出す時は口腔内からの呼気の圧が高まるので、上唇縁は外側に押し出されそうになるが、これは耐えたい。

この時アパチュアは当然、小さく絞り込まれている。

 

このメカニズムを持ちつつ、リップスラーでの音程の上下動は基本的には舌の上下運動(加えて僕の場合は頬の収縮運動)を組み合わせることになる。

 

以上を伊h指揮して練習すると、割と綺麗な音でリップスラーができる。

練習を長く行っていると、高音でのリップスラーが疲れてできなくなってくる。

疲れるのは、主に舌。僕は、舌の上下運動を行う筋力が弱いみたいだ。

 

ここは鍛錬のポイントかもしれない。

震わせて鳴らすのは上唇縁。


これをリム上から1/3くらいのところに張る。


下唇縁は下からこれを半円形に囲む。


音程上げてく時は下唇半円の直径を縮める。その時、上唇縁は張ったまま下から下唇縁に包み込まれる感じ。


同時に舌と下顎は迫り上げ、送息パイプの径も縮めて送息速度も上がる。


音程下がる時はこの反対。


音源の上唇縁を張り続ける、その周囲の下唇縁の径調整が技術。

頑張って口輪筋の筋トレをやったら、今日の練習で全く吹けなくなってしまって参った。

 

きつすぎる筋トレはスキル練習の妨げになることを実感。

 

でも筋力強化は必要だから、方法を考え直したい。

 

マイルス・デイヴィスの評伝に、確か、トランペットを習いたての頃、口に米粒を頬張って、学校の行き帰りにそれを一粒ずつ吹いて(噴いて?)口の周りの筋肉を作ったという話しあり。

 

プップップッと、米粒を吹き矢のように吹き飛ばすような動きをすれば確かにアンブシュアを小さくする筋肉は鍛えられるだろうし、この方法なら筋肉の疲れも少なそうだから、次はこれをやってみよう。米粒は使わないけど。

 

やり過ぎに注意。

音程を上げるには口腔内で「アー」「エー」「イー」を発音し空間を狭めていけと言われる。

これ、何回もやっていると筋肉が疲れてくる。

 

筋力が足りないのかもしれない。

筋トレその1:普段からあーえーいーを繰り返す。口は閉じたまま。

→舌を上下させる筋肉のスタミナをつける。

 

また毒に自分の場合は上のDより音程を高くしようとすると、上下の唇で作る空気穴をもっと小さくしなければならないと感じつつ、それができていないことを実感している。

 

これも、唇の周りの筋肉が弱いからかもしれない。口輪筋だっけ。

筋トレその2:上下の唇を強く締める。繰り返す。

→アンブシュアを小さくする筋力をつける。

自分の今の課題はリップスラー。

 

B♭から上のB♭まではなんとか行けるけどそこからCに綺麗に上がれない。何遍やってもダメ。どう試行錯誤してもダメ。

 

YouTubeにヒントを求める。

 

一つよさそうなのを見つけた。

 

まずB♭ロングトーン。その時「アー/エー/アー/エー」と口腔内で動かしてみる(揺らし)。いわば助走。そこで準備できたと思ったら「エー」でFにジャンプ。うまくいったら「イー」で上のB♭にジャンプ。できたら「エー」で降りてくる。

 

これが軽くできるようになったら揺らしの後は「エー」でF、さらにB♭、「イー」に変えてDへと上げていく。下げるのは最初のやり方と同様。

 

こうやって順々に慣らしていって、いずれ「エー」のまま上のF、B♭まで行けるようにしていく。数ヶ月で綺麗な音を保ちながらリップスラーで2オクターブ上下どうできるようになるそうだ。

 

やってみた。まず「アー」でいつものB♭を吹くと、音の輪郭がはっきりして良い音が出たように思われた。そのB♭の音程を保とうとしながら口腔内で「アー/エー」を繰り返すと、確かに音程が微妙に上下に揺れる。よし、とばかりに「エー」でFに飛んでみる。なるほど。楽かも。そして「イー」に変えて上のB♭へ。そうか。舌奥も上げるが、唇の空気穴も自然に締まるのね。発音の意識は細部に効く。

 

この練習の初日だから効果はわかりませんが、意識が変えられることはなんとなく実感。

 

明日も続けてみます。