四
「きちんと話したい事があるので聞いてください」と畏まって言ったら集まってくれた。
「どうした?困っている事あるのか?」
「ちゃんと聞いてください。パパは再婚しないで独り暮らし、お祖父ちゃんも独り暮らしで寂しそうです。私が帰る日を楽しみにしています。私、もう赤ちゃんじゃありません、あと二年で中学生です。そしたらパパとお祖父ちゃんと三人で暮らしたいと思います」
「・・・」
「とうとう、その日が来たのねぇ」
四人共涙ぐんで居る、ひどい事言ったかな。「ゴメンネ、今回帰ってお祖父ちゃんに、ちらし寿司作って三人で食べて感じたの。いつも独りで食べて居るんだと思ったら、私が同居した方が良いんだと気付いたのよ。今迄育ててくれて有難う御座いました、この家で暮らして楽しかった。お母さん、二年の間に料理色々教えてください。お祖母ちゃん、設計の事で話が有るみたいです」
「解ったわ、詩織大人になったねぇ、他人の痛みが解るようになって優しい子ね」
私が塾に行ってる間に、パパとお祖父ちゃんが挨拶に来て相談を話して帰った。
それと、沙枝ママに所縁の有る植物が有れば株分けを頼んだという。