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あさのあつこさん の、『NO.6(ナンバーシックス)』 1巻、2巻を読みました
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NO.6(という聖都市)の外で、人とのつながりを絶ち生きて行く「ネズミ」と、NO.6でエリートとして育ってきた紫苑。
怪我を負ったネズミを紫苑が助けたところから、物語が始まります。
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ネズミの独白にどきっとしました。
独りでは、生きられなくなる。人生のあちこちに、巧妙にしかけられた罠だ。その一つに、捕らえられた。(2巻より)
ひととのつながりを「罠」だと捉えてしまうネズミの考え方が、どうしようもなく切ないです。
だけど、その気持ちはわかる気がします。とても大切な人に去られたことがあるから、人と深く関わるのは怖いです。相手がこちらを好きだとわかってしまったら、遠ざけずにいられない。(ネズミは他者すべてをいつでも切れるように遠ざけていますが。。。)
紫苑、おれは、あんたなしでも生きていけるだろうか。多少の苦痛は覚悟のうえで、あんたという罠から抜け出すことができるだろうか。(2巻より)
彼らの葛藤、行く末、、、しっかり見ていきたいと思います!