おすすめ小説・漫画・電子書籍・kindleのレビュー

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こんにちは、小説・まんが大好き・ゆきですにへ book*

あさのあつこさん の、『NO.6(ナンバーシックス)』 1巻、2巻を読みました泣book*

NO.6(という聖都市)の外で、人とのつながりを絶ち生きて行く「ネズミ」と、NO.6でエリートとして育ってきた紫苑。

怪我を負ったネズミを紫苑が助けたところから、物語が始まります。

 

ネズミの独白にどきっとしました。

独りでは、生きられなくなる。人生のあちこちに、巧妙にしかけられた罠だ。その一つに、捕らえられた。(2巻より)

ひととのつながりを「罠」だと捉えてしまうネズミの考え方が、どうしようもなく切ないです。
だけど、その気持ちはわかる気がします。とても大切な人に去られたことがあるから、人と深く関わるのは怖いです。相手がこちらを好きだとわかってしまったら、遠ざけずにいられない。(ネズミは他者すべてをいつでも切れるように遠ざけていますが。。。)

紫苑、おれは、あんたなしでも生きていけるだろうか。多少の苦痛は覚悟のうえで、あんたという罠から抜け出すことができるだろうか。(2巻より)

彼らの葛藤、行く末、、、しっかり見ていきたいと思います!