おいこらこら、そこの老人みたいに
シニカルにひねこびたいまどきの〈こども〉! 
俺は関係ないねみてえな太々しい面をして
ニヤニヤしながら、
昭和ヒトケタの、軍人のなりそこないの、
会社を舞台にした反人間的兵隊ごっこの大好きな、
いつまでたっても少年時代にゲートル巻いて
学校に通ったことを自慢のタネに己れを特権化して、
邪悪極まりない〈戦後社会〉を戦争よりももっと悪い
不可視の終わりなき戦争体制の呪縛下に置いた
極悪非道の張本人の癖しやがって、
いけしゃあしゃあとてめえ一人
善人めかした〈平和主義者〉づらを決め込み、
無責任な自分自身の身代わりに
殺し合いを調教訓練されたがためにさせられつづけている
下の世代を高見の見物、
眉をひそめながらてめえだけ
豊かな生活のなかで茶を啜り
インターネットだか何だか知らないが
これからはコンピュータだよねだなんて
ふざけた寝言をほざき、
年金生活者の説教ジジイの影に
こっそり隠れて逃げ出そうなんて〈無視〉が良過ぎるぜ。
俺はおまえみたいに童心を失ったクソガキには
容赦しないぞ。