北キプロスにわざわざ来た理由は二つ。
一つは、この機会に来ないと、多分なかなか来れないだろうと思ったから。
そしてもう一つは、キプロスをぶった切っている「国境分断線」というものを見てみたかったから。
私は陸続きの国境越えすらしたことなかった。
（この文章を書いている現在、トルコ～ブルガリア間で経験済み）
「数百メートル先が違う国」というのを経験してみたかったのだった。
と、いうわけで、北キプロス船のメイン玄関口であるギルネを拠点に、ドルムシュで「レフコーシャ」という町へ。
3.5TL.
あれー？ずいぶん走ったのに、何故、港～町間とそんなに値段が変わらない…。
ドルムシュの中扉。他にも日本の中古車をよく見かけました。
ギルネ～レフコーシャ間は山を越える。
レンタカーとかも借りられるんだけど、山は軍隊の駐屯地でもあるらしく、この辺はうっかりしないように注意が必要とのこと（とガイドブックに書いてあった）。
ドルムシュを降ろされて、微妙に迷いつつも、なんとかレフコーシャの城壁の中へ入った。
正直ね、あんまり見るものとかないのよ。
モスクと博物館があるくらい。
だから真っ先に目指したのは、町の片隅の公園。
丘からフェンス越しに南キプロスが覗けるところ。
やっぱり微妙に迷いつつ、着いた公園はレフコーシャの国境分断線の端。
入っていいのかさえ悩みながらも、半ば手をあげながら、入った。
だってここに来る前に、銃を持った軍人さんに「写真撮るなー」って怒られたんだもん＞＜；
確かに写真禁止の看板あったよ＞＜；ごめんなさいっ
なので、軍人さんが見張ってるところでは「写真撮ってませんから」アピールをしていた小市民です。
しょうがないじゃない、日本人だもの。
フェンス越しに見下ろした街は、やっぱり普通の街だったよ。
しかし向こうは違う国扱いどころか、ここはちょっと複雑なのよね…。
南から入ってきた外国人は北に入れるけど、
北から入った外国人（※キプロス人とシェンゲン協定国除く）は南にはいけない。
そんで、北はトルコなの。
トルコしか認めてないらしいけど。
「北キプロス・トルコ共和国」なんだけど、トルコしか認めていないらしい。
現地の人がそれでいいっていうんだったらいいんじゃねえのって思っちゃうところが平和ボケな奴の意見ですが。
とにかく、見下ろしたこっち側と変わらない街には行けない、「南キプロス」という国だった。
そのまま、国境検問所へ行く。
なんとまあ、簡素な…。え、テント…？
何この開放感。
国境ってもっとガッチガチなものを想像していたよ…。
つっても、写真を構えて「撮っていいですか？」アピールをしたら、
「両サイドの待機所（？みたいな所）は取るな、道だけ撮っていい」
みたいに言われたけど。
うーむ。国境って、なんか、不思議だ。
正直今の段階では、うまくまとめることはできない。
あえていうなら、国境付近はお店の価格がユーロ表示になってしまって、より物価高を感じてしまうことぐらいだ。
早く離れなければｗｗ
その後はモスクへ。
大きなモスクでした。
観光客も涼みに来てしまっていたモスク
モスクには大体あるもの。人の名前とかが書いてあるときが多い気がする。
軍人さんに怒られて緊張してたからかな。
どこへ行っても空気がピリピリしていたようなきがするのは、多分私の錯覚だとは思う。
ユーロ表示にビビって国境付近ではご飯が食べられず、もう３時ぐらいになってから、レフコーシャの入り口近辺のロカンタに飛び込む。
ここではなんとか９TL。
他よりは安い。けど、トルコよりはやっぱりちょっと高いかなあ…
ギルネに戻って港でぼーっとする。
海の色は綺麗だけど、やはり荒い。
翌日、またこの海を掻き分けて、ギルネからタシュジュまで帰らなければならない。
水曜日まで待てば、タシュジュから次目指す街のアンタルヤの途中にある、アランヤという街に行ってくれるのだけど、。
お金が厳しいし、何よりあの荒波をプラス１時間されるのは勘弁だった＾＾；
（ギルネ～アランヤ間は3時間航行）
翌朝８時に宿を出発。
出国手続きを終え、再び荒波にもまれに旅だったのでした。
余談ですが、この文書を書いてる時のメクネスでの相部屋はロンドンガイと一緒だった。
にーちゃんは上半身裸で寝ていた。
むしろトランクス一枚だったようだ。
女と相部屋でも構いやしないのかｗｗ（やはり当方はいつもより重装備にならざるをえない）
日本人だったら同性同士でも真似できない／(^o^)＼
まったくこの辺は本当に潔いよなｗｗ
（※欧米では普通に男女の友人同士でルームシェアとかするので慣れてるらしいよ）
★近況
アップしている今はシャウエンです。
ひさびさにふかふかのベットで寝ました。最高でした。
フェズに戻ったら、また新市街のユースホステルです。
フェズの宿ってどこも高いんだもの；