弊社の「仕事の仕方」研修を実施すると、
研修受講者の方から、よく質問されます。
「作業って悪なんですか?」
「じゃー誰が作業するんですか?」
「末端の社員は、作業を振られるんですよね・・・」等々。
研修では、
「作業」を悪としているのではありません。
当たり前ですが、業務の中には
一般的にいう「作業」が含まれますし、
むしろ量として多いかもしれません。
私たちが使用している
「作業」という意味は、
「与えられた単純作業そのものを
1人でこなすこと」としています。
一方で、「仕事」とは、
「定めた目標をチームで、
効果的に達成すること」
としています。
例えば、
建設現場で働く土木作業員の方でも
「仕事」をされている方、
「作業」をされている方に、
分かれるでしょう。
現場監督さんや
自分が所属する班と工程を確認して
先へ先へ段取り良く作業を進める方は、
「仕事」をされている方でしょう。
逆に、指示されなければ身体を動かさない。
指示された作業の意味、目的も分からず、
動くだけでは、それは「作業」でしょう。
ホワイトカラー層でも、
同様なことが言えるのではないでしょうか。
「分担された業務そのものを1人でこなす」
だけではもはや仕事とは言えないのでは・・・。
そもそもこうした考えは、
弊社内での私たち社員の仕事に対する
取り組み方を戒めるものでもあるのです。
「単純作業」をも「仕事」にしてしまう。
そんな取り組みの方が、楽しいと思うのです。
「仕事」とは、
「目標」と置き換えています。
「仕事をする」とは、目標を達成すること。