苗代作りと種まき準備 | 農に学ぶ。

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援農ボランティア2回目の今日は、教育ファームにて苗代作りと米種播きの準備をしました。
雨続きで肌寒かった日々が嘘のような青空に恵まれ、汗ばみながらも時たま吹く風を心地よく感じられる一日でした。

田んぼでの作業は全く初めてで、種の「箱播き」と「直播き」の違いから木村さんに説明して頂きました。その後、箱播き用に箱に田んぼの泥土を入れ、均等になるように均す作業をしました。「ムースを延ばすような感じ、パティシエのようだね」等とお話しながら、サクサクと箱を並べて行く皆さんの横で、思うように作業の進まなかった私…。水を多く含んだ泥土は、足をとられて歩くのも一苦労。稲代作りでも、クワを“切る”ように土を削っていくはずが、クワから泥土が離れず重くなる一方。畑仕事との違いを身をもって体感しました。

田んぼと畑の違いと言えば、やはり「水」でしょうか。素人の私は、田んぼに水を「入れる」もしくは「止める」くらいの漠然としたイメージしか持っていませんでした。しかし、実際は田んぼの高低さや、水をどう回すか等考慮しながら、水路を引いたりしていきます。外から見ていただけでは分からなかったことも、中に入ってみることで新しい発見があったり、その意義を知ることが出来ます。ここでの援農ボランティアは、私にとって農を学ぶ場としても大変有難い場です。

明日の米種播きのため、直播き用に1ベッド、箱播き用に2ベッドが完成しました。最後まで要領が掴めず、あまりお役に立てませんでしたが、今日も土と水と戯れながら楽しく作業することが出来ました。自然農に携わってから、自然の生き物や植物たちが一層身近に感じられるようになりました。この素晴らしい環境の中で、稲が育っていく過程を見るのを楽しみに、次回の作業も頑張ります! 今日はありがとうございました。

P.S. 今日は作業後にセリとカンゾウを採りに行きました。セリは鰹節などと一緒に和えてご飯のお供に、カンゾウは酢味噌和えにして頂きました。美味しかった…自然の恵み、ご馳走様でした!

小川

農に学ぶ。-水路作り。クワ使いが見事です。
農に学ぶ。-水路に水が…ワクワクです。
農に学ぶ。-播き床が完成。絵の具のパレットみたいです。