座学のまとめ
トマト、ミニトマト、キュウリ、ナス、ミニカボチャのわき芽かき
果樹は全部実を付けるようにするのはNG。
わき芽(側枝そくし)を取る。
トマト
葉の根元からわき芽が出る。放っておくと共倒れして実が出来ない。枝も混み合って日が当たらない。
わき芽は全部取る。茎について伸びていくものだけ育てる。
一番上は成長する部分なので、間違えて取らないように。
実がついた枝の下にある葉は老化したら取り除く。
麻紐で支柱に縛り誘引する。
ミニトマト
最初の花房の真下のわき芽が一番力強く成長する。そのわき芽を側枝として1本残して、主枝(しゅし)と2本で伸ばしていく。2本とも一緒の支柱に麻紐で縛る。
その他のわき芽は全て取る。
間違えて一番上(成長部分)を取らないこと。
キュウリ
図の太い線が主枝で、細い線はわき芽(側枝)。
下(地面)から本葉3〜5枚(農家は5枚)までの範囲で、実(雌しべ)とわき芽を全て取る。
下に実が出ると、樹が実を優先して樹の成長が遅くなる。下にわき芽が出ると、地面にキュウリが付いて病害虫を招くので良くない。
上にキュウリをならせて、根元は風通しをよくする。
なお雄しべは影響を及ぼさないのでそのまま残してよい。
麻紐で支柱に誘引する。
本葉3〜5枚から先は、図のギザギザから伸びる側枝の葉っぱ2枚で止める。
実はギザギザのところにできる。
ナス
3本で枝を伸ばす。一番最初の花の真下のわき芽が強いので、花下の2本のわき芽を側枝として残して、主枝と3本にするのがよい。
2本の側枝から下のわき芽は全部取る。
一つ目の花は取る。実にしないで樹の成長を優先するため。(早くナスを食べたい人は、後の実が遅くなるのを承知の上でそのまま育ててもよい)
麻紐で支柱に誘引する。
3本の枝は、花が一つ咲いたら花を残してその先は取る。
成長して枝が混み合ってきたら枝を取ってしまってもよい。実を取ったらその枝を落とすようにすると混みにくくなる(切り戻し)。葉が一つあればまたわき芽が出てくる。
ちなみに何も切らなくてもナスは育ち、実が沢山できるが、混み合うため傷付いた実になる。
ミニカボチャ
親づるから出たわき芽から伸びるつるが子づる、子づるからのわき芽が孫づる。
図の太い線が親づる、細い線が子づる。カボチャは自力で伸びていかないため、誘引して伸ばす。
親づるは、本葉4〜5枚で止める。
子づるを3本残して伸ばし、円形に立てた支柱にグルグル螺旋状に誘引して麻紐で縛る。
孫づるは全て取る。
根元にカボチャがなると成長しなくなるため根元の雌花(根元がふくらんでいる)も取る。雄花は影響ないので付けたままで構わない。
葉が8〜10枚ほど付いた先に実をならすのが良い。一つのつるに2つほど実がなる。10個ほどできる人もいるが、ひとまず合計6個を目標に育てる。
実は熟してから収穫する。軸(果柄かへい)が茶色になったら熟している証拠。