Clinical and radiologic differences between primary intracerebral hemorrhage with and without microbleeds on gradient-echo magnetic resonance images.

Jeong SW et al.

Arch Neurol. 2004

・微小脳出血（Microbleeds; MBs）

MBsはへモジデリン沈着で、脳出血および脳梗塞症例、高齢者でしばしば検出される。進行した微小血管障害を示し、高い頻度で脳出血を起こす可能性がある。脳出血症例におけるMBs保有率は17-80%と報告されている。

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【目的】

脳出血症例におけるMBsと関連する危険因子を明らかにする。

【方法】

・Prospective study

・脳出血107症例

・MBsを有する群と有さない群で臨床所見とMRI所見を比較検討

【結果】

・MBsを有する群は、有さない群よりも

高齢

脳卒中の既往が多い

抗血栓薬使用率が高い

ラクナ梗塞、白質病変の保有率が高い

・血圧上昇のトリガーとなりうるイベントはMBsを有さない脳出血症例に多かった。

・多変量解析：MBs保有の脳出血と関連したのは

年齢（OR 1.07）

進行した白質病変（OR 7.79）

ラクナ梗塞の数（OR 1.66）

血圧上昇のトリガーイベント（OR 0.18）

（文献より引用）

脳出血にMBsが伴う危険性