さつまいもの量感画 | まいのブログ

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栃木県益子町 お絵かきサークルKIDS ART NICO主催
臨床美術士

今日はママカフェにて5人のお母さんたちと臨床美術のさつまいもの量感画というのをやりました


絵を書きましょう


例えば…

太陽

星☆


を書いてください

というと、ほとんどの人が同じような絵を描きます


これは既に頭の中にある記号を紙に写しているだけ。

ほどんど脳みそを使っていません。特に右脳部分は働いていません。


描く事は感じること、感じれば描く事ができる


臨床美術はこれとは全く違う書き方をします

右脳を使って脳全体を使って描きます

認知症の方に実際効果が認められている芸術療法です


今日はさつまいも


まず


見る

なかなかさつまいも、まじまじと観察することはないですよね

赤茶色?と思っていたらものすごく微妙な色の変化があります

場所によってもいろんな色があります


触る

凸凹している

根っこが残っている

皮に張りがある


臭いを嗅いでみる…

…無臭?

魚の匂いがすると言っていた人が…


切って中を見てみる

爽やかな黄色

糖分がしみでてる!


食べてみる

今回は奮発して

五郎島金時という石川県産のおいもを蒸かしました


子供たちにほとんど食べられた…


たくさんお芋を感じてもらったら実際に描いていきます


普通、絵を描くときは、輪郭線から描いて色を塗っていく方法ですが、

この量感画は


中身から描きます


中身の色をと近い色、先ほど匂いを嗅いだり、触ったりした時感じた色など、何色か選んでもらいます

点から描いていって

さつまいもが育っていく様子を思いながらだんだんと大きくしていきます


中身がかけたら今度は皮の微妙な色や張りを意識しながら…

割り箸で削って凸凹感を出したり


そして形をハサミで切り抜きます


色の違う台紙に貼って、和紙の飾りを貼って完成


絵を描くというと線で…というイメージですが、

基本線を描く という作業はあまりしないです

輪郭線すら描かないでハサミで切り取るという作業に置き換えます

左脳の作業になりやすいからです



正直!!!!

皆さん予想以上の感動の作品


美味しそうでみずみずしくってどっしりしていて…

どれも本当にさつまいも以上にさつまいもでした!


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脳でさつまいもという対象を感じたから皆こんなに素敵に描けたんだと思います


皆さんとても楽しかったと言ってくれました


そう、楽しいです

絵の苦手な人でも楽しいです


私も楽しかった~

いつもみんなに書いてもらうと、私がものすごく楽しくなるという。

完成した作品をみて感動してしまう…!