可能性をさ、
あきらめさせないで
今日初めて話すあなた。
わたしは結局
「そういう人間なのだ」
と言う。
それは知っている。
ずっとずっと前から
知っていた。
だけどね、
気づかないふりをしていたの。
好きだったから、
諦められなかった。
「好き」の気持ちだけで
すべて受け入れることができたから。
だけど、
もう「好き」の気持ちだけでは
押さえきれない
本音に気づいた。
だからね、
やめたの。
わたしのために、
やめたの。
本当は知っていて
押し込めていたものを
解放して、
わたしは一歩を踏み出したの。
そんなわたしの一歩、
「そういう人間なのだ」
といって、
この先のわたしを
あきらめさせないで。