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たまに本音で毒を吐く in パタヤ

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えー、そんなわけで、無事まぅ王子が帰ってきました。
皆様の貴重なご意見、励ましに支えられました、本当にありがとうございました

いなくなった時に泣かなくて良かった(と、言うよりはあまり泣けなかった)、その分帰って来た時に思いっきり泣けたから。
(お?たまにはいい話か?)

この話オイシイのでもう少し引っ張ろうと思う。(相変わらずだった・・・)

1. まぅ捜索スタイルの進化。
第一次捜索隊(一人だけど)
餌箱を鳴らしながら名前を呼んで歩いた(わりと照れる)。暑いし、重いし、写真も撮りたいしあまりにも効率が悪い事に気付く

第二次捜索隊
ウエストポーチに財布、携帯、ハンカチCD(デジカメ)を入れて、傘をさして歩くも。
待てよ、まぅがだっこして帰れる距離で見つかるものか?と、はたと気付く

第三次捜索隊
ハンディーカートにケージをくくりつけてゴロゴロ引っ張りながら歩く事にした。
赤いでっかい傘をさしてカートを引っ張りブツブツ言いながらきょろきょろしている不審人物に、周囲の視線は、かなり・・・釘付け。あたしは、かなり・・・痛い
でもその手があったか!!!

第四次捜索隊
ケージに”LOST CAT”のビラを張ってみた。


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いかすだろ?



これなら解り易いだろう!
この頃になったら”恥ずかしい”なんて気持ちは無くなりむしろ”ノリノリ”だ。
そこらの人にビラを見せて聞きいて歩く。
あと数日続けていたら噂になっていただろう・・・

真夜中に子供を探しながら彷徨う女の霊が出る!左手には血で染まったかのような赤いボロボロの傘、右手には子供が好きだったであろうボロボロの気味の悪い人形を持って、子供の名前を呼ぶ。
「まぅー、まぅー・・・いなぁい」
と・・・振り向いた時に目が合ったら・・・・ぎぃやーーーー

あわや”都市伝説”になるところだった(と思う)
(とかく”都市伝説”とは実話に尾ひれはひれが付いて出来上がるもの)

2. 猫を探せば猫に当たる。
金曜日、午前中は警察に盗難届を出しに行った天下のパタヤ警察が2800THB盗まれたくらいでは動くはずは無い、調書を取って「はい帰って良いよ」てなもん。
調書を作るおまわりさんはYouTubeで歌謡ショーを見ていた、さすがにPCで調書に書き込む数分は止めていたものの、プリントアウトするや速攻で画面を歌謡ショーに戻した、その画面を見ながらあたし達に

「ハイこれ保管用調書ね、持って行って、はい終わり」


おい!こっち見てしゃべれや!(怒!

こそ泥くらいは日常茶飯事なのだろう。予想通り過ぎて言葉が無い。


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”泣く子も絶句”のPttaya City Police Station



マックで朝食を食べている時突然「ピキーン」ときた。

「まぅは絶対帰ってくるね、なんてーのかな?普通にあっさり帰ってきそう」
と、確信に近い何かを感じ、旦さんに力説。
根拠は「ぴきーん」

午後から旦さんは会社へ、あたしはまたしてもまぅ捜索。
ヴィラから出てお隣のマーケット、道路沿い、を歩いた。
生け垣のすみーの方にきったないぬいぐるみが二つ重ねて捨ててある、何だあれ?よーっく見ると・・・

ごあっ!子猫!白いのと黒いのが寄り添ってプルプルしてる。
うっわー、嫌なもん見つけちゃったなぁ。
猫を探しているのだから猫が見つかるのも当たり前・・・にしても、昨日やっと目が開いたかなー?くらいのちっちゃいのが寄り添ってるぅ・・・
しかも白と黒、はっ!まさか、まぅが分裂して二匹になりました、なんてオチ?
拾ってく?否、今あたしそれどころじゃ・・・葛藤する事数分。


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お隣のマーケット 新しいので他のとこより綺麗



あら?待てよ・・・ここはパタヤだ、野良猫、野良犬なんてそこら辺にごっろごろいるわけだ、てことはあれは”捨て猫”ではない、元はと言えば人間が捨てるから”捨てxx”になるわけで、そう考えるとこのパタヤでは”捨てxx”って概念あるのか?

おい、あたし!”可哀想だから拾ってく”ってのは人間のおごりってもんじゃね?
なんで可哀相なんだ?
箱に入って”拾ってください”ってのとは訳が違う、ひょっとしたら数分前に

「お母さんご飯食べてくるから、あんた達ここ動くんぢゃないわよ!わかった?」
「あーい」
「うぃーっす」


なんて会話があったとしたら?それであたしが連れて行った日にゃ猫界ではれっきとした”猫さらい”だ・・・明日の朝庭中抗議のための猫のうんこだらけ、てなことが起こるかもしれない。
その証拠にその二匹ころっころしてる、ネグレクトでも無さそうだ。
何も見なかったことにして早々に家に帰る。
あざ笑うかの様に、その雨が降り出した・・・(すぐ止んだけど)
あれは捨て猫じゃない、あれは捨て猫じゃない、あれは捨て猫じゃない。
ちょっと気分を元に戻そうと、なにげに窓を開けて

「まぅー、まぅくーん」
「にゃぁぁぁぁ」
「へ?・・・・・・・・まぅくん?・・・」
「にゃぁぁぁー(できれば全て濁点で)ぎゃいーぎゃいーぎょえー」

塀の向こうでまぅが火が点いたように鳴き出した!!!!

と、まあこんな感じで発見したんだけど、救出がこれまた・・・
救出編ほとぼりが冷めた頃にでも。

今はちょっと語るに語れない!。