私の住む地域も人口減少、少子化、高齢化。
日本中がそんな状態。
そして子育て世代の30代。
今一人っ子家庭は多い。
自分が子供の頃、クラスに兄弟のいない一人っ子っていなかったように思う
学年に一人、二人くらいいたのだろうか
兄弟がいるのが当然で、兄弟もまた同級生、というのも珍しくなかった
それがどうだろう
私自身も子供は一人。
同時期に結婚した友人らも同時期に第一子を出産
その後二人目・・という話はない
一人っ子が珍しくなくなってきているのです
5歳6歳の一人っ子
産まないのではない
産めない
原因は第一に「二人目不妊」
一人目から不妊治療で4年5年目にしてやっと授かった友人も何人もいる
結婚二年目にして現在不妊治療中の友人もいる
二人目欲しくてもできず、不妊治療に通い1年半、やっと二人目ができた友人もいる
自分の親世代には
二人目まだ?と言われる
が、できないものはできないのだ
親世代は不妊というのは珍しかったのだろうか
欲しいと思えばいつでもできたのだろうか
当たり前に妊娠することができたから、そういえるのであろうと思う
ではこの30年ほどでいったいなぜこんなに不妊が増えたのか
仕事やストレスともいわれる
第一子も出産後1年待たずに保育園へ入れて働くお母さんも多い
食生活や環境も変わったのかもしれない
ただ、一方で伸びる寿命。
こちらはどうだろうか。
生命力の弱い生き物ほどたくさんの卵を産む
魚や昆虫。
そして生命力の強い動物ほど一度に生まれる数が少ない
つまり自然、生命の摂理で個体数が調整されている
人間もこの摂理にあるのではないかと思う。
食べるのに苦労していた時代、病気に弱く、成人まで生きられなかった時代
それに比べて寿命は延び、栄養も摂れるこの時代
人間の個体数がそこまで必要とされていないのではないか?
そして少子高齢化
この問題は戦後のベビーブームという特異な時期があったからだと思う
団塊世代が一時的に人口が多いだけであり
それに合わせて下の世代を調整するというのはおかしな話
団塊世代が多いだけであり、この狭い日本では飽和状態だった
それを人口減少、というが調整して元に戻ろうとしているだけではないのか
人口減少して消費が減り、商売も上がったりだ、というが
その多い水準に合わせようとするからこそそう思うのだ
どんなに人口が減っても
最後の一人にまでなることはまずない。
つまり減り止まる時期も必ず来る
ある程度の人口に落ち着いた時、
その人口密度が本来の調整の取れたバランスなのだと思う
そのバランスに合わせた生活をすればいいだけなのだと思う
田舎で小さな村から空家が続出している
若い人たちは仕事を求めて都会へ行き、都会で家庭を持ち、田舎には戻らない
戻りたくても仕事が無くて戻れない
山を切り開いて作った分譲住宅地も同世代の子供たちでにぎわっていた時代が過ぎれば
育児も終えて老夫婦だけが住む静かな町になる
そして若者はまた新しい分譲地に家を構える
そして古い分譲地はまた山に戻るのだろうか
家を継ぐ
そんな生活ができない現実
私たち30代世代の現実的な悩みでもある
夫婦どちらの実家からも離れた場所に家を構え
今後どうすればいいのかわからない
お墓や仏壇、また本家の存続、その先の不動産の管理・・・
深い悩みもまたそのストレスの一旦となっている
子供を育てるのに一人2000万円かかるといわれる昨今
二人なら4000万円
三人なら6000万円
育ててしまえばどうにかなる、といえども
子供がうまれたところで給料が2000万円増えるわけではない
現実的には厳しい金額である
子供にお稽古事をさせてあげたい、塾に行かせてあげたい、と思えばその分出費だ
子だくさん、安い数百円の服を着せて、家の手伝いをして、ほら、生活大丈夫
そういう選択肢もある
二人目が金銭的にきついから一人。
一人だから手をかけてあげることができる部分だってある
二人目は欲しいなという願望もある
できないという現実もある
不妊治療には段階によるが、一回に何十万かかることもある
何年もかかれば何百万かかることもある
結局
のしかかるものは
お金なのかもしれない