No regret, Never regret.
何度後悔したか知れない。後悔したくない、後悔なんてするつもりはない、だから自分は後悔なんてしていない。いつもそうやって自分を騙すけど、見ないフリをしているだけだってことは自分が一番よく知ってるし解ってる。もう何度も逃げようとして、逃げられないことを知ってるのに。どんなに明日が来ないことを願っても、生きてる以上明日は必ず来るものだ。逃げて逃げて逃げて逃げ続けたとしても、夜は明ける。朝は来る。夜更かしなのは、朝が来るのが嫌だからってのも一因だってことを知ってる。寝て起きたら、もう朝になっている。それが堪らなく嫌で、朝に来て欲しくないから、眠ってしまうとその途端に朝が来てしまうから、ずっと明るくならなければいいのにな、と思いながら、いつも夜更かししている。いつも、後悔、してるんだ。きっと。それを見ようとしないだけで。だって、夢の中ではいつだってそうだ。簡単にできるハズのことが、一向にできない。ただ荷物を運ぶだけなのに、なぜか途中で落としてしまう。文字を紙に書くだけなのに、なぜかいつも間違えてしまう。呼んでいるのに、声が届かない。引き留めたいのに、腕が動かない。あれ、といつも夢の中の自分は疑問に思う。どうしたんだろう。どうしてできないんだろう。どうして何度やってもできないの。何度も何度も繰り返して、おかしい、おかしい、なんで、と次第に焦る。焦燥にかられて、目が覚める。胸の内にぼんやりと残るのは、いつも後悔だ。後悔なんてしない、したくない、だからしていない。生来が妙な所で意地っ張りだから、なかなか認めることができない。一度後悔に気が付いてしまうと、今までの人生全てが後悔で塗り潰されてしまうような気がして怖い。特に、自分はあらゆることを諦めてきた人間だから。この世界で生きていかなけりゃならんのだと知ったその時から、自分が生きられるような生き方しか考えられなかった人間だからだ。そこまで強い意志がない人間だと言われればその通り。だからこそ、自分にとって「後悔」は何よりも怖いのだ。今の自分全てを自分が否定するようで。それはいつでも自分の頭の片隅にあって、絶対にそっちを見ないようにしている。見てしまったら、もう動けなくなることを知ってる。だから見ない。見ない、見えない、そんなものは元から存在しない。必死になってそう思い込んでいる。何のことはない、ずっと逃げていればいい話だ。逃げて逃げて逃げて逃げ続けて、朝が来る度に絶望を感じて。そして後悔を胸に抱きながら、その事実に目を背け続ける。後悔なんてしていない、と自分にウソをつく。その繰り返し。たまに夢で自分を責めたりして。自業自得なのに苦しい、苦しいと泣き言を吐く。変えたいと思った気もしたけれど、このままでいいとも思えてきた。所詮、自分は変わらないからな。昔とほぼ同じ思考をしていることを考えれば、どうせ自分は変わらんだろとも思える。いつまで耐えられるだろう。このルーチンが壊れるのはいつだろう。少し楽しみではある。その時、自分はどう感じるんだろう。泣いたりするんだろうか。