今朝の夢も、派手なメイクの女を絞め殺したりとか、
更に人間を燃やしたりとか、なかなかパンチの効いた夢だったけど。
その中でも、起きる直前に見た夢が印象的だったなあと。
お彼岸、か?
とにかく、誰かの墓参りに行こうとしてたんだ。
おはぎが必要だ、とか言ってたから、普段の墓参りじゃなくて、ちょっと特別な感じの墓参りに行こうとしてたんだと思う。
暖かくて、柔らかな陽射しの昼下がりで、
でも季節感がよく解らなかった。夏のような気もしたけど、陽射しはそんな強くないし、かといって春の風景ではなかったから、夏から秋にかけての時期だったのかもしれない。
だからお彼岸なのかなあと思ったんだろう。
花と、線香とマッチと、ああ、おはぎを忘れてしまったよ。
水と、あとお茶は、まあ途中で買っていけばいいだろう。
ちょっと行ってくるよ、と家族に声を掛けて、黄金色の風景の中へと歩き出した。
家の近くの坂道を登って、登り切った所へ出ると、記憶の通りに道が二手に分かれていて、左の方が目的地へ繋がる道だと、それも知っていた。
本当なら通りの途中にはコンビニがあって、道の両脇には家が連なっているんだけど、
夢の中では見渡す限りが黄金色の草原だった。
穏やかな風が吹いていて、とても心地が好かった。
夢だと、知っていた。
現実だとこの道の先に何があるかはよく知っているけれど、
果たして、夢の中ではどうなっているんだろうか。
自分は一体どんな世界を創り出しているのだろうと、その先を見たい気持ちがむくむくと湧いてきて、足を進めようとするのだけど、
逆に怖いような気もして、やめた。
行き先が墓地だから、というのが大きかった。
きっと、進めば進むだけ自分はその先の世界を(頭の中で)創っているんだろう、という自信はあったので。
ただし、その中身については全く予想できないので、自分でも夢の世界は楽しみではあるんだ。全く予想できない世界を見せてくれるから。
けれども、今回は何となく怖くなってやめてしまった。
自分は一体、誰の墓地へ向かっていたんだろう。