昔から「なんで?」が多い子供だった、というのはよく憶えている。

なぜよく憶えているかというと、

一度母さんに怒られたことがあって、

それを未だにはっきりと憶えているからだ。

 

なんでなんで、うるさい!

 

とか、そんな風に言われた気がする。

なんて言われたのかは正確には憶えていないけれど、

なんで?と繰り返し訊いた時にしつこい!と怒られて、

これはしてはいけないことなのだ、とその時に理解したことを、よく憶えている。

 

未だに「なんで?」が尽きない人間だから、

今の仕事を選んでいるのだろうと、自分でも思う。

何でもかんでも「なんで?」と思ってしまう上に、

それに対する答えが無いと不満なのだ。

 

それを自分に対しても当てはめているから、

自分は何でもかんでも理由をつけたがるのだと思う。

「なんで?」と訊かれた時に、明確な回答を用意するために。

 

でも、母さんの気持ちもよく解る。

自分でも思う、本当に面倒くさいガキだったと。

知りたいことが本当に多かったから。

それは、今もだけども。

 

どっかで日記に書いてねーかなーって探したけど、

ぱっと探して見当たらなかったので、書いてみた話。