今日、少し前にネットでポチッた腕時計が届いた。

あれ、電池交換するとか言ってなかった?と思ったそこの貴方、大正解です。

うん、電池交換、するつもりでした。少し前までは。

 

近くの某有名ホームセンターへ持って行った所、

ここでは対応できないので、一旦預かりになり、別の所へ送られて、そこで交換可能かどうかを確認し、可能だったら交換できるけど、不可の場合は送り戻されます、大体1ヶ月くらいかかります、

と言われて、

 

うん、無理。

と即決で諦め、新品を探すことにした。

 

別に思い入れが無い訳ではないけれど、逆にそこまで思い入れがあるかと訊かれたら、それも疑問なくらいのレベルな訳で。

購入した時は大学生で、万年金欠だったこともあり、その場凌ぎができればいいやとなるべくシンプルでやっすいやつ、という理由で選んだので、

その購入価格に対して、そこまで時間と手間をかけて電池交換をお願いするかと訊かれたら、答えはNOなワケでして。

 

だから、よし、新しく買おう。となった次第で。

そもそも、電池交換なんていう手間があるからこんなストレス状態になる訳で、

(※腕時計忘れただけでテンションゲージが瀕死になる奴)

そんなら電池交換の要らないソーラー電池式にしよう、となり。

ちょっとは金をかければかける手間も惜しまなくなるので、

安すぎないもので、かつ、うっかり塩酸とか大腸菌とかぶっかけても大して心が痛まなくて、修理や手入れをするのに迷わずちゃんとした時計屋を頼ろうと思える程度のお値段で、

アナログ式で、ベルトが金属製で、

やっぱ対応の早さなら日本製でしょ、

あとスマートウォッチじゃないやつ。

 

あとはデザインで割とうんうん悩んで、ようやく納得してポチッたやつが、

本日届きました。

いやー、よかったよかった。

持ってた3本の腕時計の内、2本が沈黙してからというもの、

仕方なく普段使い用じゃない腕時計を使ってたんだけど、イヤだったわー。

 

その時計が嫌いな訳じゃなくてさ。単純に、普段使い用じゃないんすよ。

ぶっちゃけ言えば、お高いんすよ。贈り物で貰ったやつで。

特別な時以外、着けたくないんすよ。

今だって、ベルトの部分に小さな傷がついてるのが許せないくらいには、

お気に入りで、大事で、大切に使いたいものなんすよ。

 

それを普段使うということはさ、職業柄、何かの培養液とか、毒劇物とか、謎の試薬やら何やらに触れる危険がつきまとう訳で。

まーストレスなんですわ。だから早く別のが欲しかったんです。

ああ、よかったよかった。本当に。

これからよろしく、新しい相棒。

君には末長く、前線で戦ってもらうつもりなんで。そこんとこヨロシク。

 

 

よかったことと言えば、もう一つ。

来てくれてよかった、て言ってもらえたのが、嬉しかったかな。

いや、これまでも何回か言われた気がするけど。(それも嬉しかったけど

 

なんかなー、その場の雰囲気みたいなもんかな。うまく表現できんけど。

あ、本心を言ってくれてるな、って、思えるような言い方だったから。

来てよかったなあ、助けになれたんだなあ、って、思えたのよ。

また引き留めてもらえるのは、素直に嬉しいと思う。

 

そう、最近、そのことを少し考えたんだった。

自分は、常に人に求められる人でありたい、ていう願望がある。

こう書くと性格悪いなってはっきりわかんだけど、人に求められる立場のまま、その環境を離れたい、と思う。どこへ行っても、惜しまれる人でありたい。

これ、何でなんだろ、って自分でも疑問だったんだけど。

 

最近ふと思ったのが、置いてかれたくないからなんかな、ってこと。

人に置いていかれるのが怖いから、いつか置いていかれるくらいなら、

自分から離れようと、そういう行動をとっているのかもしれないなと。

置いていかれるくらいなら、置いていく方がまだマシだから。

 

今書いててまた思ったけど、

置いていかれるのが怖いというよりは、求められなくなるのが怖いのかも。

きっと、心のどこかで、要らないと言われる日を恐れているんだろうな。

もちろん自分としても、求められた仕事ができないならその場所での自分の価値は無いと思うし、努力はするだろうけど、その努力が実を結ばないのであれば、速やかに辞めたいと願い出るだろう。

 

でも、今みたいな渡り鳥のような暮らしも、まだ年齢的に若い部類だからできるものであって。

これから先、あと数年歳をとったら、次の行き先はもう見つからない可能性の方が高くなってくる。

どこかで、求められなくなる。

その日がいつ来るかは、考えたところで判る訳もないけれど。

 

その時は、とても寂しい気持ちになるんだろうなあ、と。そう思う。

それだけ。自分の将来のチッポケな悩みなんて、それだけのことなのだ。