見えない声を、聴け。
音にならない音を、聴け。
届かない声を、
静寂の音を、
沈黙の声を、
聴け。
――果たして、世界は如何にして滅んだか。
幾千もの人々が沈黙を選択した。
彼らの眠る土の上に立ち、彼らの恐れた天を仰ぎ、そして、
じっと耳を傾けるがいい。
そこに嘆きが在るのなら、悼むべきだ。
そこに怒りが在るのなら、戦うべきだ。
そこに願いが在るのなら、
――彼らの願いを、叶えるべきではないのか!
"彼の魂が『在る』という事実こそが、彼らが解放を求めているという事実に他ならん!"
しかし、番人は静かに、首を横に振った。
「彼らは、何も求めてはいない」
「嘆きも、怒りもない」
「願いは、既に叶えられた。それはこれからも、ずっと叶えられる」
彼らのSOSは届かなかった。それはもういい。確かに、彼らは敗北したのだ。
敗北を認め、悠久の沈黙を願った彼らに、これ以上何を求めると言うのか。
彼の魂はここに『在る』。これまでもずっと、そしてこれから先も。
約束された、悠久の静寂と、安寧の下に。
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ちゃっちゃと消化していかんと絶対忘れるからちゃっちゃと行こうぜー
とりあえず分類テーマはImgにしてみた。
書いてて"SOS"に関する設定を思い出すというガバっぷり。あかんなぁー
1:SOS(SEKAI NO OWARI)