前回からまたちょっと日が空いてしまったけど、

前回の内容がアレだから、遂に妄想世界から戻って来れなくなったかという誤解を招いてるかもしれないけども(いや、まあ、それもあながち間違いではないけれど)

プライベートが嬉しい予定と、嬉しくはない予定で充実しすぎて、

この一週間ほど、体力的に大分しんどかった。

 

まず久方振りに友人と会って食事をして、楽しい話ができた。それは嬉しい予定。

嬉しくはない方は、父方の祖父が亡くなった。

前々から、もうそろそろ、とは聞いていた。

だから先日の三連休に、再三、父に「帰らないのか」と訊いた所。

流石に、と思ったのか、中日に帰る予定を立てていたので、

じゃあ自分もアッシーとして明日一緒に行くから、と言っていたその矢先、

訃報が届いた。

 

それから、とりあえず行かねば、

とお見舞いの予定が線香をあげに駆け付ける形となり。

諸々の日取りが決まり、職場の仕事納めがあったりで、家と職場と実家と田舎をバタバタと往復するような一週間だった。

 

訃報を聞いてから葬式が終わるまで、ずっと思っていたことは。

従兄弟達は大人だなあ、ということ。

父の故郷は実家から離れていることもあって、祖父母には勿論小さい頃からたくさんお世話になったけれど、すぐ近くに住んでいる従兄弟ほど近しい、という訳ではなかった。

多分、父方の従兄弟達の中では、最も遠かったと思う。色々な距離が。

それは昔から、子供ながらに理解していたし、親からも言われていたし、

別段、そこまで気に留めるものでもなかった。

 

だから、一番祖父と近しい従兄弟達がとても穏やかでいられるのに、感心したのだ。

自分にとって一番近しかったのは母方の祖母で、

今より若い時とはいえ、20代も半ばの辺りで、もう「いい大人」の時に。

祖母が亡くなって、出棺から葬式の間中ずっと、親や親戚が宥めるのも構わずに、

みっともなく泣き通した。

母方の親戚とは積もり積もった色々があって、正直その一部を心底憎んでいるし、

その連中と同じ血が流れてると思うと死にたい気持ちになる、ていうのは前にも書いた気がするけど、今でもそう。

 

だから今回の一連の流れに参加して、

ただただ、いいなと思ったのだ。こうして、故人を心穏やかに送れるのは。

決して、従兄弟達が薄情だとは思わない。

みんないい大人なんだし、これが「普通」だと思うのだ。

だからもう、祖母の時の自分が、全くみっともなく思えて。。なんてハズカシイ。

 

父方の親戚は殆ど知らない人だったけれど、

その内何人かとは色々と話すことができて、それもまた穏やかな時間だった。

今の社会は、こういう付き合いをどんどん断ち切っていく世の中だけれど、

人と人の縁、ってのはなかなか切れないもんだからね。

諦めるのも大事だと思いますよ。

それでも諦めたくなかったら、どうぞ、ご自由に。ってやつだ。

 

人間社会で、人との繋がりを絶って生きるなんてのは、全く現実的じゃないと思うがね。