同窓会。
というものに行くのは、初めてなような、それとも一度くらい行ったことがあったような??
けど、記憶には無いので、初という感覚で。週末に行ってきました。
高校時代の恩師が退職されたということで、そのお祝いで。
そっちのがメインだから、お祝い会という方が正しい。
まあ、そこそこ人数が集まったから、同窓会みたくなったようなもので。
自分は小学中学とずっと同じ顔ぶれと過ごしてきたので、
つまりどちらかで何かをやらかすと、もうそのコミュニティには顔を出し難くなるわけで。
自分はその9年間通してやらかし続けた奴で、
きっと小学中学の同窓会には、これまでも、この先も出ないんだと思う。
俗に言う黒歴史、というやつ。
世間知らずだったあの頃のことは、今思い出しても即墓穴を掘りたくなる。
昔の話を出されるともうダメだ。あ、シャベルあります?くらいの勢いで墓穴を掘りたくなる。
高校に入って、世間が少し広がって。
自分はそこで、如何に自分がしょうもない奴かを思い知ったし、
何より、少しばかり頭も大人になって、あらゆる範囲が広がって、あらゆる距離を学んだ。
自分と自分の距離も、自分と他人の距離も。
だから高校という場所は、自分にとって大きな転換の一つだったと、今でも思う。
幸いにして、高校時代は(その前の経験から)そう大きくやらかすこともなかったので、
友人とは今も顔を合わせることができている。
そして高校時代の、最初の一年間を一緒に過ごしたクラスは、
自分の中で大きな転換だったこともあり、クラス全体が和やかだったこともあって、
高校三年間の中でも特別な感覚を抱いている。
今回はその人達と会うことができて、純粋に、よかったな、と思った。
今でも、よく覚えている。
途端に広がった世界の中で戸惑っていた自分に、声を掛けてくれた。
だから、おっかなびっくりと、声を掛け返したのだ。
そうしたら、彼女はふんわりと笑って、返してくれた。
それがどんなに嬉しかったか。
10年以上経った今でも、あの笑顔だけは忘れられない。
あの時に彼女が教えてくれたことが、今、
確かに私の中に根付いている。