この週末は実家に帰るのとついでに、
まだ行ったことがなかったので行っておけと言われたのと、自分も一回行きたいと思っていたので、従姉の墓参りに行ってきました。

父方の従姉は偶然にも、
父の実家に近い所の人と結婚したので、
父の実家に近い所に眠ることになった。

前にこの日記にも書いたけど、
自分の感覚からすると、従姉はあんまりにも、あんまりに早く亡くなって、亡くなる前にお見舞いに行けなかったことを、後悔している半分、自分は行かなくて正解だったんじゃないかと思う半分で、
そこんとこは未だにハッキリと、区切りがついていないと言うか。

でも、墓参りに行くことになって、
実家に帰る前からぼんやりと、そのことを考えて。
従姉が眠っているのは、
ちょっとそこまで墓参りに、とはお世辞にも言えないような、結構な距離がある所で。
車で高速を飛ばして、三時間くらい。
思えば遠くにいってしまったと、そう思う。

それを思うと。
いや、全く、お相手を責めるつもりもないし、
寧ろ従姉に幸せをくれた、かけがえのない人だと思うけれど。
だけど、言い方はとっても悪いけども、
奪われた、と
こちら側からするとそういう気持ちを、ふと抱いてしまうのも、仕方のないことなんだろうか、と。
そんなことを思いました。

いや、何度でも言うけどね?
お相手の家は絶対に悪くないし、悪いのは絶対に、こんなことを考える自分の方であって。だから勿論、口が裂けても、こんなことを口に出しては言わないけど。
ここに書くのもどうかと思うくらいだけど。
でも、これが、お嫁にいくってことなんだな、と。
それをまじまじと実感した。

従姉は少し歳が離れてたから、他の同年代の従兄弟とは少し距離があったし、
お見舞いのこともあるし、どの口が言ってんだ、ふざけるなと、自分でも思う。

でも、住んでる所が近かった分、
遠くにいってしまったなあと、
余所の家に入ってしまったんだなと、痛感する。

自分は田舎の出身だから、
家のことは母さんや祖母ちゃんに色々叩き込まれたと言うか刷り込まれて、
あの家は本家だから、とか。
あの家は分家の癖に、とか。
そういう、田舎あるある的な、古臭い慣習のことを割と考える方で。

従姉も地方の長男に嫁いだから、
もうこちらへは戻って来ないんだろうな、と。
結婚した時も、そんな風に思ったのを覚えている。

だけども、
寂しいな、と。
思ってしまうのが、素直な気持ちで。
…きっと、あまりに若くして逝ってしまったからなんだろう。


お墓は、とてもいいなと思える場所に建っていて。
天気が良いのもあって、遠くまで見渡せる所にあった。
こちらの誰も知らない所よりも、
父の実家に近い所でよかったと、そう思えて。

昔、暑い日に祖父ちゃんの墓参りへ行った時、
きっと暑いから、水をたくさん掛けてあげてと、母に言われてからずっとそうしているように、たくさん水を掛けて。
本当に久し振りに、挨拶をしてきました。