ん、お久し振りです。

結局一月中は書かなかったか?毎年恒例の一年を振り返る質問もやらなかったか。

ん、後者は残念だなあ。今年はできるといいな。

 

何となく、書きたくない時期が来てこっちくるの避けてた自覚はありますね。

何だろう、何と言うものだろう、これは。

イライラしてたっていうのは、まぁあるかな。

仕事は上手くいかないし、職場の面子に対してもフラストレーションは溜まるし、忙しいし。

辞めたいなあ、早くクビにしてくんないかなぁ、と思いながら日々を過ごしてきて、

結局また一年を今の職場で過ごすことになってしまった。

 

そうね、少しはこっちで零した方が良いのかもしれないな。

自分は多分、研究室っていう環境に慣れすぎたんだと思う。

きっと、実験が好きだから。研究室にいるのが余程楽しかったんだろうね。

研究室に所属してるのに何で実験しないの?っていう頭になっちゃった。

就活中の留学生から就活ができない、と吐露された時も、

卒論前に学部生から結果が無い、と嘆かれた時も、

ろくに修論も書かずにさっさと出て行った院生を見送った時も。

 

君らは何で研究室にいるの?

何をしにここへ来てるんだ?

 

それしか感じられなかった。

彼らにとっては研究室生活なんて人生の内のたった数年、

卒業単位を手に入れるためだけの通過点。

その後の人生の方がずっとずっと大事だって、そんなの当たり前だ。

 

そうなんだよ。

だから、自分は、ただ、それを見ているだけで。

ああ、今年になってようやく知ったんだ。

Yラボに居た頃は感じることもなかった、あそこは本当に幸せな環境だったんだなって。

 

人と、同じ温度で生きることが、どれほど難しいことなのかを。

 

実験に後ろ向きな人達と過ごすことがこれほど苦痛だってことを、自分は知らなかった。

いつだって、自分以上に実験してる人達がいた。尊敬できる人が身近にいた。

そんな人達に憧れて、尊敬して、自分も少しでも近付きたいなって、必死で真似して、同じことができるように、もっと綺麗な結果が出せるように、成果は出なくっても実験の腕くらいは認めてもらえるように、スライドくらいは褒めてもらえるように、

 

そんな風に思えた日々が、あの研究室の温度が、とても懐かしい。

でも、きっとこんな思考は、どっちかと言えば異常なんだと思う。

 

研究ばかりで就活しなかったら、働けなくなってしまうだろう。

だから就活を優先するべきなんだ。そう、それが正しい。

自分は心に余裕が無い人間だから、研究室にいた時は研究以外のことなんて考える余裕が無かった。だから未だにこんな生活をしている。

 

でも、でもね。時折、かなしくなるんだ。

「実験したい」って誰も言ってくれないんだ。「実験ができない」はよく聞くけど。

ああ、考えれば考えるほど、自分は研究室寄りの思考になっちゃってるんだと自覚する。

飲み会に参加するのが当たり前だと思ってしまってる。

最近の学生は飲み会を毛嫌いするから。そりゃ、自分も好きではないけどさ。

先生方の苦労を想像してしまうから。

クソ忙しい中、ただでさえ接する機会の少ない学生達との時間を作ってくれてるんだって。何人がそういう理解をしてるんだろうか。

 

きっと、自分は歳をとったんだね。