最近夢オチばっかり書いてるなー。
まあ、夢オチは書いておかないとどんどん忘れちゃうからね。
日常のこともそうだけど、夢オチは現実的なものでないから、何と言うか、書き残しておかないと現実味が湧かないと言うか、靄とか霧みたいにすぐに頭の中から消えてなくなってしまいそうなんだ。
そもそも現実じゃないんだけど。

ところで、今回の夢オチはファンタジック要素満載で楽しい夢でした。
ちなみにもう一本の夢オチはバイオハザード系で、ゾンビ満載なこちらも(ある意味)楽しい夢でした←


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低空飛行している細長い蔦のようなものを掴んでいる。
なぜそういう状況になったのか覚えてないが、少なくとも10人以上が縦一列になって掴んでたと思う。自分はその先頭にいた。
その蔦の先には口だけがあって、よくゲームとかで出てくるモンスターみたいな。
すごく簡単に言うと、スーパーマリオのフラワーパックンが全身緑になってて頭部がそこまででかくなくて葉っぱがついてないバージョン、て感じ。
ギザッ歯はありました。うーん、モンハンにも似たような奴がいたような気がするがモンハンはやったことないのでワカラン。

その長い長い蔦部分を掴んで、そのパックンもどきが引っ張るままに引っ張られている。
ものすごい力で引っ張っていくので、身体が何度も宙に浮いた。
スピードも尋常じゃない。周りの風景が吹っ飛んでいく。
次第に後ろの人達が振り離されていき、最終的に残ったのは自分だけ。
その頃には蔦も大分短くなっていて、パックンもどきが弱っていることは解った。

これを離しちゃいけない、
目的の場所まで行かなくちゃいけない、

それだけは知っていて、上下左右に大きく振られながらも必死でしがみついていた。

やがて視界が緑色に染まる。
森だ、と思った時には、パックンもどきと共に急降下していた。
かなりの高低差があるらしい。

ここだ、ここ。目的の場所。

くらくらしそうなくらいに広大な、緑の空間。
天を仰いでも空はなく、そこにあるのは一面緑の壁。
見渡す限りが緑に包まれている。
その中心へとパックンもどきは飛んでゆく。

ある一点まで来たかと思うと、パックンもどきは急に天を目指して上昇し始めた。
緑の天井が一気に近付く。

もうすぐ、




そう思った瞬間、パックンもどきが力を失った。
身体は一度虚空に揺られ、たちまち落下し始める。

だめだ、落ちる。

かなりの高さから落下したというのに、一面に生えた柔らかい芝生のおかげで怪我をせずに済んだようだ。
起き上がるや否や、一緒に落ちたパックンもどきに駆け寄った。
パックンもどきはぴくりとも動かない。

どうしよう、
だめだ、
ここまで来たのに、

だめだよ、

このままじゃいけないんだ


泣きそうになっていると、転がっているパックンもどきが光り始めた。
????と目の前の光景に呆然としていると、やがてパックンもどきの体が消え、そこから細い塔が立ち上がり始めた。不可思議な形をした塔は光を帯びていて、ぐんぐんと天へ伸びてゆく。

そうだ、
涙も忘れて、笑みがこぼれた。

思い出した、
どうして忘れていたんだろう。
かれは言っていたじゃないか。
自身が朽ちることを。

けれど絶望しないで欲しい、
新たな生命がやり遂げるだろう、と

思い出した。

そう、思い出したんだ。


両手を高く掲げて、聳え立つ塔に満面の笑顔を向けた。
てっぺんからは溢れんばかりの光が降ってくる。

祝福を、と


きみはやり遂げたのだから