色々書きたいことはあるんだが書いてる時間が無いので携帯で打つしかない
とりあえず先日の大雪については長くなるのでまた後で書くとして、忘れない内に昨日の夢オチを記録しておかないと。

衝撃的だった。
まさか、夢の中で再会することになろうとは。

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自転車に乗っていた。
地元の河川敷のような、緑の中の舗装された細い道を走っていた。

声を掛けられた。
誰だろう、と振り返る。

顔を見た。
向こうもこちらを見ている。
ぱっ、と思い付かない。
でも、見覚えはある。

誰だろう。

誰だろう。

じっと顔を見つめたまま、記憶の引き出しを掻き漁る。

あった。

でも、記憶の中の顔と少し違う気がする。
年月だろうか?
でも、多分、あの人だ。

声を掛けられてから遠ざかっていく間も、Uターンしてまた戻っていく間も、呆けた表情でじっと見つめていたから、その人は苦笑していた。
自転車から降りて、歩き出した。

「****?」

恐る恐る尋ねてみると、その人はしようがない奴だな、と言いたげに笑った。
ああ、これだ、と完全に思い出した。
この表情を、自分はよく知っている。

「そうだよ」

駆け出した。
胸の内から、沢山のものが一遍に溢れ出した。
何よりも、懐かしさが。

「****!!!!」

駆け出した勢いのままに飛びつくと、昔と同じ、大きな身体でしっかり受け止めてくれた。
憧れだった。
背の高さ、身体のしなやかさ、
流れるような滑らかな走りと動き、
バネのようなジャンプ。

こちらも少しは大きくなった筈なのに、身長差はちっとも変わらない気がする。
香水の匂いがした。
記憶の中のそれと同じ。
この人の横に居ると、いい香りがした。
懐かしい。

優しくて厳しくて、
いつも叱り飛ばされて呆れられて、
いつも盛り上げてくれて、
いつも励ましてくれて、
いつも支えてくれた。

懐かしい。
懐かしい。
懐かしい。

懐かしくて、
胸がいっぱいで、
涙が溢れた。

自分に、バスケットを教えてくれた人だ。


「お久し振りです、コーチ」




それから、話をした。
お互いに今何をしているか、兄貴は元気か、云々。

あの人は今も夢を追っていた。
自分もよく知っている、彼の誠実さで。
相変わらず、人の世話を焼いているみたいだった。
その優しさに、自分達はどれだけ感謝したことだろう。

自分も頑張ろう、と心から思えた。
あの人はいつも、背中を押してくれる。

困難に立ち向かう勇気をくれる。