どこかでだれかが

高層ビルよりも遥かに高い位置にある線路。
アトラクションのようなプール。
Supplemental informationの返事。
バースデーカード。
自動車事故。
スズメバチの巣。
先生。

それら全ての要素が、どう関係するのか解らない。
気が付いたら三人を殺していた。
持っている刃は血塗れだ。

恐怖から逃れるために三人を殺したのに、更なる恐怖に追われて自分は逃げ出す。
巨大な吹き抜けの建物の中、四角い輪郭に沿って上から下へと果てしなく続く階段を駆け下りていく。
三人の無残な死体を置き去りにして。
焦りか、恐怖か、背徳からか。

「お前を見てるからな」

声に、ぞくりと立ち竦む。

見上げると、吹き抜けの空間を挟んでちょうど向かい側、降りた分の階段を上がった所に死体が見えた。
細い鉄棒が並ぶ手摺りの向こう。
鉄格子のようにも見える。

暗い。よく見えない。
それなのに、死体の顔はよく見えた。
三人の死体の首から上だけが、血を滴らせながらゆっくりとこちらを向く。

「お前を見てるからな」
「お前を見てるからな」
「お前を見てるからな」

その言葉に、心臓が凍り付いた。

「見てるからな」
「見てるからな」
「見てるからな」
「見てるからな」
「見てるからな」
「見てるからな」
「見てるからな」
「見てるからな」
「見てるからな」
「見てるからな」


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最悪の夢見（自分も寝言で「見てるからな」って言ってそれで起きた）と共に、今朝も元気にレッツ★ドン。
塩撒いてくるんだった。