今日は、くだらない用事があって品川に行ったんだけど。
時間潰しにエプソン品川アクアスタジアムに行ったんだ。クソガキの頃に一度行ったことがあって、水族館好きの自分としては小っせぇ水族館だなと不満に思ったのを憶えている。
それでも何で入ったのかと言えば、本当に時間潰しのためでしかなくて。
きっとまた不満に思うんだろうな、と期待もしないで入った。最低の客だな。
そこで、確か前に来た時も見た、イルカショーを見た。
歳をとっても、いくら期待してなくても、ああいうショーを見る時にワクワクするのは変わらないんだなって思った。始まる前、自分はきっとその辺のガキ共と同じくらい、気持ちが昂揚してたと思う。
正直、ああいうショーは嫌いだ。出来れば見たくない。
見たくないけど、金が勿体無いのと時間を浪費したいのと、っていう相反する二つの気持ちを抱えて、結局は見に行った。
嫌いなのは、失敗する瞬間を見るのが嫌だから。
サーカスとかもそう。いくら練習を積んでも、いくら完璧に仕込んでも、失敗が起こることはある。その瞬間を目にしてしまうことが、自分にはとても辛い。
向こうは完璧を目指してパフォーマンスをしているはずで、観客もそれを求めているんだろう。
だから、その瞬間、ほんの一瞬かもしれないけど、観客はそういう反応をする。
ぱっと見た感じでは変化がないかもしれない。声にもならないかもしれない。でも、そういう反応は「肌で感じる」。もちろん、自分自身の反応も例外なく。
それを感じた瞬間に、嫌悪と怒りにかられる。もちろん、自分自身に対しても。
最近思うのは、自分は間違いなく、変にプライドが高い人間だってことだ。
そんな話は置いといて、結局自分はイルカショーを見に行った。
あんなに行くのを渋っていたショーでも、行ってみればワクワクした。
それで、いざイルカ達が出てきた時に、
なぜか、涙があふれた。
もう少しで目からこぼれる所だった。
どうしてだか自分でも咄嗟に解らなくて、ただ涙がじんわり沁み出してくるのを感じてた。
ショーが終わった後、しばらくぼんやりとその理由を考えた。
単に動物が頑張っている姿に感動しただけ。ありえる。最近は歳の所為で涙腺も緩い。
けど、それだけじゃない。
自分はきっと、イルカ達を憐れんだんだと思う。
本来なら大海原を自由に泳ぎ回っているはずの彼らが、かなしいほど人間に従順である姿に。
見世物として扱われていることに。
それがさも当然のように(当たり前だけど)思われていることに。
ショーに出てくるイルカ達が、どういう経緯で水族館に居るのかなんて知らない。
動物愛護を叫ぶ訳じゃないし、人々の需要があって商売になるんなら、利益を追求する上で動物愛護が軽んじられるのも仕方ないと思える程度の汚さは身に付いてるし、あっちはあっちで安定した食料補給と生存を約束される訳だから、ひょっとすると願ったり叶ったりなのかもしれない。
それくらい、自分の中でも議論の余地は無いはずなのに。
彼らに同情した所で意味も無いと分かりきっているのに。
どうして涙が出たのか、その理由がハッキリしない。
これかな、あれかな、と色々考えたけど、どうも完全一致していないような気がする。上のも然り。
それがとても不思議だったから、書いておこうと思っただけ。
たぶん、ますますショーには行かなくなるんだろうね。その方が自分にとってもいい。
ただ、今日のショーは楽しかったよ。ありがとう、イルカ達。
時間潰しにエプソン品川アクアスタジアムに行ったんだ。クソガキの頃に一度行ったことがあって、水族館好きの自分としては小っせぇ水族館だなと不満に思ったのを憶えている。
それでも何で入ったのかと言えば、本当に時間潰しのためでしかなくて。
きっとまた不満に思うんだろうな、と期待もしないで入った。最低の客だな。
そこで、確か前に来た時も見た、イルカショーを見た。
歳をとっても、いくら期待してなくても、ああいうショーを見る時にワクワクするのは変わらないんだなって思った。始まる前、自分はきっとその辺のガキ共と同じくらい、気持ちが昂揚してたと思う。
正直、ああいうショーは嫌いだ。出来れば見たくない。
見たくないけど、金が勿体無いのと時間を浪費したいのと、っていう相反する二つの気持ちを抱えて、結局は見に行った。
嫌いなのは、失敗する瞬間を見るのが嫌だから。
サーカスとかもそう。いくら練習を積んでも、いくら完璧に仕込んでも、失敗が起こることはある。その瞬間を目にしてしまうことが、自分にはとても辛い。
向こうは完璧を目指してパフォーマンスをしているはずで、観客もそれを求めているんだろう。
だから、その瞬間、ほんの一瞬かもしれないけど、観客はそういう反応をする。
ぱっと見た感じでは変化がないかもしれない。声にもならないかもしれない。でも、そういう反応は「肌で感じる」。もちろん、自分自身の反応も例外なく。
それを感じた瞬間に、嫌悪と怒りにかられる。もちろん、自分自身に対しても。
最近思うのは、自分は間違いなく、変にプライドが高い人間だってことだ。
そんな話は置いといて、結局自分はイルカショーを見に行った。
あんなに行くのを渋っていたショーでも、行ってみればワクワクした。
それで、いざイルカ達が出てきた時に、
なぜか、涙があふれた。
もう少しで目からこぼれる所だった。
どうしてだか自分でも咄嗟に解らなくて、ただ涙がじんわり沁み出してくるのを感じてた。
ショーが終わった後、しばらくぼんやりとその理由を考えた。
単に動物が頑張っている姿に感動しただけ。ありえる。最近は歳の所為で涙腺も緩い。
けど、それだけじゃない。
自分はきっと、イルカ達を憐れんだんだと思う。
本来なら大海原を自由に泳ぎ回っているはずの彼らが、かなしいほど人間に従順である姿に。
見世物として扱われていることに。
それがさも当然のように(当たり前だけど)思われていることに。
ショーに出てくるイルカ達が、どういう経緯で水族館に居るのかなんて知らない。
動物愛護を叫ぶ訳じゃないし、人々の需要があって商売になるんなら、利益を追求する上で動物愛護が軽んじられるのも仕方ないと思える程度の汚さは身に付いてるし、あっちはあっちで安定した食料補給と生存を約束される訳だから、ひょっとすると願ったり叶ったりなのかもしれない。
それくらい、自分の中でも議論の余地は無いはずなのに。
彼らに同情した所で意味も無いと分かりきっているのに。
どうして涙が出たのか、その理由がハッキリしない。
これかな、あれかな、と色々考えたけど、どうも完全一致していないような気がする。上のも然り。
それがとても不思議だったから、書いておこうと思っただけ。
たぶん、ますますショーには行かなくなるんだろうね。その方が自分にとってもいい。
ただ、今日のショーは楽しかったよ。ありがとう、イルカ達。