今日は衝撃的なセミナーを聴いてきました。
自分が居る環境が如何に素晴らしいか、それを改めて感じられた時間でした。
あと、自分の語彙力の低さを曝け出す発言ですが「科学者ってすげえ」の一言に尽きる、マジで。

東西のバイオイメージングの権威が一堂に会すという、なんかそれだけでも圧倒されるような紹介付きのセミナーでした。
バイオイメージング、つまり生体内のミクロ・マクロな動態を視覚化する技術ですね。と自分では解釈している。イメージングの先生だけあって、スライド中に映像が出てくるわ出てくるわ。その映像一つひとつが素晴らしい。
息を呑む、ってなこういうこと。

卵割に先んじて弾けるカルシウムイオン、
細胞周期に沿って色の変化する癌細胞、
全身がカラーのドットで染まる発生途上のゼブラフィッシュ、

脳の表面から、その深淵へと潜り込む。

最後の方で三次元バイオイメージングのお話をしてくださったんですが、大脳皮質から中心部へ向かってどんどんと潜り込んでいく、そのイメージング映像を見せて頂きました。
暗闇の世界の中で白く光る、蜘蛛の巣のように張り巡らされた神経線維。繊維状の細胞をすり抜けて、再び闇の淵へ。所々に漂う発光体の群れ、まるで光の届かない深海へと潜っているかのような錯覚を覚える。
ただただ感動しました。
こんなことが出来てしまうんだ、って思った。

科学者の底力を感じたと言うか。
研究の素晴らしさを思い知らされた気分。こんな風に、人を感動させられる研究ってホントに凄いな。
そこまでインパクトのある研究をすることは、とてもとても難しいと思うんだ。
だから自分も目指したい。

自分が目指すのは、社会に貢献できる研究。兄上様のような。
そして、人を感動させられる研究を目指そう。