昨日のことになりますが、何故か一日ラボに居ながら自分の実験は30分しか出来なかったという悲惨な一日でした。
まず朝に、必要なプラスミドについて兄上様に伺った所、-20℃にあるというので出して頂けることに。
んで、そこから-20℃フリーザーの中身がすんごいことになっているという話に。←
…ええ、確かにオカシイとは思ってましたよ。
もう既にラボを去られた筈のヒーロー様の引き出しが2つもあるし、後輩の引き出しが無いもんで空いた所に適当に突っ込んでいるらしいし。
ヒーロー様の引き出しを整理せなと思いつつ、見るのが恐ろしくて見ないフリをしてきたというか…
…はい。すいません自分の責任です←
そんな訳で、レッツ-20℃大掃除。(別名:ヒーロー様の引き出しをせめて1つにしよう作戦)
とにかくお持ちの薬剤が多いもんで(大6箱以上)、その整理からスタート。兄上様に手伝って頂きながら取捨選別。意味不明なものは即捨て。
兄上様も驚きの量で、金額に換算すると1000万以上はカタイとか。
うわぉう、お宝ザックザクです。
へとへとになりながら1.5mlチューブの細かい文字を解読し、なるべく被りを減らし、箱を詰め換えたり不要なものを捨てたりで約1時間半。
さらにプラスミド(大5箱)を取捨選別し、トータル2時間程。
引き出しを1つにするという目標を達成し、この綺麗に整理整頓された引き出しを写真に撮ってヒーロー様に見せたい…なんて言っていた矢先。
-20℃フリーザーの横にある冷蔵庫を何気なく見る。
そこにあった[庫内温度:8℃]の表示。
…オカシくないっすか。
あ、あれー、普段は4℃キープの筈なんですが。
これはマズイ、てな訳でとりあえず冷蔵庫の裏に回って様子を見ることに。
朝から変な臭い(焦げるような感じ)がしてたのはこれか…!とか言いつつ、冷蔵庫の上に積み上げられた(注※よい子はマネしないように)チューブやプレートのダンボールをどかし、2人がかりで冷蔵庫を動かし、人が裏側に回れるスペースを作りました。
がっ、しかし素人目に判るような変化は無く。
確かに下の方から何かが焼け焦げたような臭いはする。温度も上がり続けているし、異常が起きているのは確実。なので、敢え無く担当の業者さんに御連絡と相成りました。
また冷蔵庫を戻し、諸々戻し、作業が終わる頃にはもうお昼時。
午前中はWBのwashと二次抗体入れたのみでした(涙
そしてお昼へGO。
↓
昼食後、試薬を頂くことになっていたのでちょっと別棟へ寄り道をして、部屋へ戻って来ると14:00を過ぎた所。
とりあえずWBのwashを始めておくと、ピンク先輩が部屋へいらっしゃった。
先輩「じゃあ、30分後で」
黒「了解です」
前日に約束していた、ピンク先輩のお片付け作戦開始です←
ピンク先輩は今月いっぱい、ていうか来週頭にはカナダへ旅立たれる。カナダでポスドクをされることになりました。ので、一切合財を片付けていかねばならない。
…んですが、恐ろしい程に忙しいらしく、このままでは確実に終わらない。
ので、自分が手伝うことになりました。
まあ、ヒーロー様の時も結局自分が片付けたし…(遠い目)なんて安請け負いしましたが、これが想像以上にハードだった。
薬剤感受性を見ておられたのでヒーロー様と肩を並べる薬剤の量。おまけにそれがてんでバラバラ、入れる容器も全く統一されておらず。な、なんと…!!
アルファベット順にした方が良さげだったので、とりあえずお仕事スタート。
(中略)
約2時間半後。
大箱5個+αを番号順に積み上げてピンク先輩の机の上に置きさらし、急いで部屋へと戻る。
→兄上様帰宅済み(お子さんのお迎えの為)。間に合わなかった…とがっくり。
しかも何だか部屋の中が騒々しい。
幹事様に「遅いぞー!!」と言われて慌てて実験スペースの方へ行ってみれば、冷蔵庫の中身をダンボールに移し替えている真っ只中。今現在15℃。このまま行けば試薬はダメになるし、培地は結露でおじゃん。
冷蔵庫が直るまで必要なものは低温室に避難させるというので、自分のものを詰め込み、他に必要そうなものをじゃかじゃか入れて低温室へ。先行してスペースを作って欲しいと言われたので、一足先に低温室へ入り、寒さにガタガタ震えながら適当に片付けておく。
第二便から戻った所で、(約2時間半の間)どこかへ行かれていたピンク先輩と遭遇。
この後外出しなければならないらしく、残りの仕事を頼みたいと言うことでもう一度ピンク先輩のお部屋へ。←
-80℃のサンプル廃棄、試薬瓶その他の洗浄、試薬の引き継ぎ。やることだけ聞いてすぐに部屋の避難作業に戻る筈が、この試薬はこれ、あれはそれ、これはどれ、となんやかんや訊いている内に時間が過ぎていく。
ひとまず洗う試薬瓶をカゴに詰めるだけ詰め込んで一旦部屋に戻ると、既に避難終了後。←
…みなさまに謝罪しました。すいましぇん…
んで、お預かりした大量の試薬瓶をひたすら洗う作業に没頭。
もう一往復して余った試薬を大量に頂いた結果、自分の実験机は実験スペース皆無の状態に。ナイト様からの頂きもの、ヒーロー様からの頂きもの、それに加えて今度はピンク先輩の頂きもの。貰い物だらけな自分の机はほぼ元他人のもの+共用のもので埋め尽くされておりますハイ。
試薬瓶の洗浄が漸く終わり、今度はカゴごとピンク先輩の実験机にどんと置きさらし、もう一つ頼まれた泳動槽も洗い、部屋へ戻ってきた所でとても頂いた試薬の取捨選別をする気にはなれなかったのでとりあえず放置。
19:30頃、やっと大腸菌のtransformationを始めました。これに30分。実験終了。
WBは約半日washで放置してましたが、もうあまりの疲労に検出する気力も失せたので翌日に持ち越し。今日検出してきました。ゲル濃度変えたけど結果変わらず。がーん。
あと今日は頂いた試薬の取捨選別をしました。捨てまくった捨てまくった。申し訳ないけど捨てまくった。だってナイト様とヒーロー様から頂いた試薬とほぼどん被りしているんだもの…!
本当に必要なものだけ頂きました。ピンク先輩、ありがとうございました。
…えー、25日の実験ノートコピーもたたたた楽しみにしておきます
「ノート何冊くらいあるんですか」と訊いたら「10冊くらいかな」との返事が返ってきました。
え、えーと、Yラボのノートは確か1冊150Pくらいあるんだけどなー…
さい、です、か。(と言うしか無かった
みなさん、ラボ(に限らず今の仕事場を)を去られる際のお片付けは計画的に。(切実
ピンク先輩の薬剤アルファベット並べ替えはしんどかった…。アレをヒーロー様の試薬でやれと言われたら逃げ出すと思います。イヤ、逃げ出します。逃げ出したい。
自分もこうならないように気を付けよう、と心に誓った今日この頃です。
まず朝に、必要なプラスミドについて兄上様に伺った所、-20℃にあるというので出して頂けることに。
んで、そこから-20℃フリーザーの中身がすんごいことになっているという話に。←
…ええ、確かにオカシイとは思ってましたよ。
もう既にラボを去られた筈のヒーロー様の引き出しが2つもあるし、後輩の引き出しが無いもんで空いた所に適当に突っ込んでいるらしいし。
ヒーロー様の引き出しを整理せなと思いつつ、見るのが恐ろしくて見ないフリをしてきたというか…
…はい。すいません自分の責任です←
そんな訳で、レッツ-20℃大掃除。(別名:ヒーロー様の引き出しをせめて1つにしよう作戦)
とにかくお持ちの薬剤が多いもんで(大6箱以上)、その整理からスタート。兄上様に手伝って頂きながら取捨選別。意味不明なものは即捨て。
兄上様も驚きの量で、金額に換算すると1000万以上はカタイとか。
うわぉう、お宝ザックザクです。
へとへとになりながら1.5mlチューブの細かい文字を解読し、なるべく被りを減らし、箱を詰め換えたり不要なものを捨てたりで約1時間半。
さらにプラスミド(大5箱)を取捨選別し、トータル2時間程。
引き出しを1つにするという目標を達成し、この綺麗に整理整頓された引き出しを写真に撮ってヒーロー様に見せたい…なんて言っていた矢先。
-20℃フリーザーの横にある冷蔵庫を何気なく見る。
そこにあった[庫内温度:8℃]の表示。
…オカシくないっすか。
あ、あれー、普段は4℃キープの筈なんですが。
これはマズイ、てな訳でとりあえず冷蔵庫の裏に回って様子を見ることに。
朝から変な臭い(焦げるような感じ)がしてたのはこれか…!とか言いつつ、冷蔵庫の上に積み上げられた(注※よい子はマネしないように)チューブやプレートのダンボールをどかし、2人がかりで冷蔵庫を動かし、人が裏側に回れるスペースを作りました。
がっ、しかし素人目に判るような変化は無く。
確かに下の方から何かが焼け焦げたような臭いはする。温度も上がり続けているし、異常が起きているのは確実。なので、敢え無く担当の業者さんに御連絡と相成りました。
また冷蔵庫を戻し、諸々戻し、作業が終わる頃にはもうお昼時。
午前中はWBのwashと二次抗体入れたのみでした(涙
そしてお昼へGO。
↓
昼食後、試薬を頂くことになっていたのでちょっと別棟へ寄り道をして、部屋へ戻って来ると14:00を過ぎた所。
とりあえずWBのwashを始めておくと、ピンク先輩が部屋へいらっしゃった。
先輩「じゃあ、30分後で」
黒「了解です」
前日に約束していた、ピンク先輩のお片付け作戦開始です←
ピンク先輩は今月いっぱい、ていうか来週頭にはカナダへ旅立たれる。カナダでポスドクをされることになりました。ので、一切合財を片付けていかねばならない。
…んですが、恐ろしい程に忙しいらしく、このままでは確実に終わらない。
ので、自分が手伝うことになりました。
まあ、ヒーロー様の時も結局自分が片付けたし…(遠い目)なんて安請け負いしましたが、これが想像以上にハードだった。
薬剤感受性を見ておられたのでヒーロー様と肩を並べる薬剤の量。おまけにそれがてんでバラバラ、入れる容器も全く統一されておらず。な、なんと…!!
アルファベット順にした方が良さげだったので、とりあえずお仕事スタート。
(中略)
約2時間半後。
大箱5個+αを番号順に積み上げてピンク先輩の机の上に置きさらし、急いで部屋へと戻る。
→兄上様帰宅済み(お子さんのお迎えの為)。間に合わなかった…とがっくり。
しかも何だか部屋の中が騒々しい。
幹事様に「遅いぞー!!」と言われて慌てて実験スペースの方へ行ってみれば、冷蔵庫の中身をダンボールに移し替えている真っ只中。今現在15℃。このまま行けば試薬はダメになるし、培地は結露でおじゃん。
冷蔵庫が直るまで必要なものは低温室に避難させるというので、自分のものを詰め込み、他に必要そうなものをじゃかじゃか入れて低温室へ。先行してスペースを作って欲しいと言われたので、一足先に低温室へ入り、寒さにガタガタ震えながら適当に片付けておく。
第二便から戻った所で、(約2時間半の間)どこかへ行かれていたピンク先輩と遭遇。
この後外出しなければならないらしく、残りの仕事を頼みたいと言うことでもう一度ピンク先輩のお部屋へ。←
-80℃のサンプル廃棄、試薬瓶その他の洗浄、試薬の引き継ぎ。やることだけ聞いてすぐに部屋の避難作業に戻る筈が、この試薬はこれ、あれはそれ、これはどれ、となんやかんや訊いている内に時間が過ぎていく。
ひとまず洗う試薬瓶をカゴに詰めるだけ詰め込んで一旦部屋に戻ると、既に避難終了後。←
…みなさまに謝罪しました。すいましぇん…
んで、お預かりした大量の試薬瓶をひたすら洗う作業に没頭。
もう一往復して余った試薬を大量に頂いた結果、自分の実験机は実験スペース皆無の状態に。ナイト様からの頂きもの、ヒーロー様からの頂きもの、それに加えて今度はピンク先輩の頂きもの。貰い物だらけな自分の机はほぼ元他人のもの+共用のもので埋め尽くされておりますハイ。
試薬瓶の洗浄が漸く終わり、今度はカゴごとピンク先輩の実験机にどんと置きさらし、もう一つ頼まれた泳動槽も洗い、部屋へ戻ってきた所でとても頂いた試薬の取捨選別をする気にはなれなかったのでとりあえず放置。
19:30頃、やっと大腸菌のtransformationを始めました。これに30分。実験終了。
WBは約半日washで放置してましたが、もうあまりの疲労に検出する気力も失せたので翌日に持ち越し。今日検出してきました。ゲル濃度変えたけど結果変わらず。がーん。
あと今日は頂いた試薬の取捨選別をしました。捨てまくった捨てまくった。申し訳ないけど捨てまくった。だってナイト様とヒーロー様から頂いた試薬とほぼどん被りしているんだもの…!
本当に必要なものだけ頂きました。ピンク先輩、ありがとうございました。
…えー、25日の実験ノートコピーもたたたた楽しみにしておきます
「ノート何冊くらいあるんですか」と訊いたら「10冊くらいかな」との返事が返ってきました。
え、えーと、Yラボのノートは確か1冊150Pくらいあるんだけどなー…
さい、です、か。(と言うしか無かった
みなさん、ラボ(に限らず今の仕事場を)を去られる際のお片付けは計画的に。(切実
ピンク先輩の薬剤アルファベット並べ替えはしんどかった…。アレをヒーロー様の試薬でやれと言われたら逃げ出すと思います。イヤ、逃げ出します。逃げ出したい。
自分もこうならないように気を付けよう、と心に誓った今日この頃です。