ま、正夢だったらテンション上がる夢を見たー


という訳で、旅行記をつける前にこっちを書こうと思います。

もう殆ど忘れてしまってますが、それでも全てを忘れ切る前に!

読んでない人は分からないと思うのでどうでもいいんですが、もし分かる人が居たらサイクロ(注※サイボーグクロちゃん)のネタバレを含みます。過去の話もついでにするので最終巻ネタも多分出ます。お気を付け下さい。


状況説明開始


どうも漫画を読んでいるらしい。

しかし明らかに映像を観ているので、多分漫画を読んで脳内で動画に変換しているらしい。


吹雪の中を、一匹のネコ型ロボットと、更に小さな妙なものが歩いている。

後者は知ってる人はすぐ判る、あちこち凍ってはいるがどう見てもナナちゃん。

前者は誰だ、と一瞬思った。ボディのデザインが原作とちょっと違う。あれ、初期はこうだったかな?耳の縁に沿って丸が4つ並んでんの。

とりあえず、明らかにミーくんでないし、ナナと一緒に歩いてるならクロだろ、と理解する。


ただ、クロちゃんにしては何と言うか、いつもの破壊の帝王キャラ的なオーラが感じられない。

ぬいぐるみも被ってないから、金属のボディを吹雪に曝している。

少し後に続いて歩く恋人を振り返りもしないまま、雪の中を歩いている。


彼らが歩いているのは、どうも廃墟の中のようだった。

見上げると、殆ど骨組みしか残されていないが、しかし明らかに巨大な建築物の名残を見せている。


ナナちゃんのしっぽに付いた豆電球が、チカチカと弱々しく明滅する。

その少し後で、ぱたりと倒れた。雪の上に倒れたから音はしなかった。更に吹雪の音がナナのか細い声を掻き消す。

それでも、クロの優秀な耳はそれらの音を拾えた筈だ。

けれど、彼は振り返らなかった。


「ナナ」


クロは自分の意志とは関係無く、まるで操り人形みたいに動かされているように見えた。

それでも、その一言を呟いた。呟いた直後に、自分は今何と言ったのか、それすら忘れたようだった。


*****


「なあ、読んだ?12巻」

「何の?」

「サイクロが再開したんだよ。完全版で12巻が出てる」

「うっそ。マジで?!」


驚く友人に、本屋の一角に置かれた12巻を人差し指で示した。


(状況説明終了)



とりあえず、いや、その、何だ。

サイクロ復活が正夢になったらいいな、っていう。


私的にはあの終わり方はサイコーだったけども。

ゴローが戻って来て、鈴木とめぐみはめでたく結婚して、マタタビはクロを見守ることに決めて、ミーくんと剛くんは相変わらず、クロちゃんとナナちゃんの仲も相変わらず…ないつもの雰囲気で。あ、そういやロミオとジュリエットも結婚したっけか。←


でも、まだまだクロちゃんの活躍は見たかったなーというのが本望。

数々の名(迷?)台詞を残してるよあの漫画は。いつか質問かお題やりたい。あるのかな?

あのぶっ飛んだハチャメチャ具合が堪らん。一度キレれば四次元なお腹からガトリング砲を取り出してぶっ放し、普段は邪険にしててもナナの一大事には電車を止め、ビルを倒壊させ、カラスを一匹残らず撃ち殺し、バイスとのタイマンを張り、ガトリングすら捨てる。おっとこーまえー!!な彼が好き。


ナナにとっては愛しの人(猫か)、ミーくんにとってはライバル、コタローにとっては憧れ、鈴木にとっては師匠。

やっぱりみんなの兄貴分、という感じがあるなあ。マタタビは除く。彼は唯一生き残ったクロの兄貴分だからな。

んー、でも読み足りない。もっと彼等の話をして欲しかった。



途中からほぼ語りになってますが。イヤ、そもそも始めからか。

いつかサイクロを語り倒したいと思います。

ああ、本当に正夢にならないかなァ。