昨日は、今年度を以て退官される所属学科の教授の最終講義を聴きに大学へ行って来ました。

自分はあんまり御世話になった記憶は無いが…。まあ、一つだけど授業とってたし、学生実験も受けたし。あと、実はHゼミが共同研究させて貰ってたりしてたらしいし(別の班なので知らんかった)。

それに、学生として敬意を示すべき人物であるのは確かだと思うので。

教育者への敬意は、全ての学生が持つべき意識だと思うんだがどうか。


そんな訳で土曜に実験が出来なかったので、本日は日曜出勤なり。

ああ、卒論発表のスライド作らなイカンのに…そう考えると、正直、やはり昨日の予定は痛手だった。

面白い話を聴けたのは確かですけどね。人生の大先輩として、研究者として。流石に、研究に対する意識は達観してる感じがありましたね。


講義の中で一番印象に残ったのは、研究を「金環食のよう」だと喩えられたことかな。

見えるのはほんの表面だけで、その下層、殆どはブラックボックス。何も見えない。解らない。未知。


それから、生命の可能性について触れていたことも印象に残ったな。

人工物は人間の知恵から生まれたものであり、従って未知の能力は持ち得ない。どんなに精巧なロボットを造ったとしても、それは既存の知識の結集であり、未だ人間の知識の及ばぬ生命体の方が遥かに高度である。

…みたいな内容のことを話されていたような。

確かに、人工物の可能性は相当限定されていると思う。

だからマーカスなんだって!生命と機械のハイブリット、カマン!!(いきなりどうした



形あるものは崩壊する。

生あるもは死す。


それが自然の摂理であると。

だからこそ、それに反するものはテーマとして興味深い。と、自分は思う。

しかし、何だかね。自分は現実で人間の寿命を延ばすことになんて、これっぽっちも興味が無いんだ。