いよいよ以て卒論発表日。学部生の晴れの舞台、研究室での2年間の努力を示す日がやってきました。
そうは言っても、自分の学科は卒論必要無いし、大分形式が簡易ですが。それでも学部生にとっての集大成であることには変わりない。
オーラルでは各ゼミでの一人ひとりの成果の報告を聴きました。
誰かが実験をしている限り、それは前進なんだと思います。一回実験を行う度に、何かが明らかになっている。
だから、ちっとも進んでいないようでも、実験をし続けなければいけないんだと思います。
それはすごく苦しいことなのだけども、実験てのはやらなければ進まない。他の誰かがやってくれる訳じゃない。それは他人の成果であって、それじゃ研究の世界では自分にとっての価値は無い。
こんな風に、実験を重ねている人々が居るからこそ、日々進歩していけるんだなと感じました。
ほんのちょっとずつ。積み重ねって大事だ。
さて、自分の所属するHゼミは、オーラルでは学部生の代表者1人が発表するのが恒例。
おまけに学部で卒業する人、という習わしなので、残った同期4人の中で唯一の学部卒、ミスタに全てが任される筈…だったんですが、口頭発表の原稿送った後で「今年は人数少ないから全員で」指令に衝撃。
まじですか?!と。全く予想していなかったのでこの驚きは半端無かった。慌てた慌てた。
まあ、他の研究室でも複数人が発表するのが普通だし…
皆やってることだから、確かにやるのが道理なんだが。しかし驚いた。
そこで改めて、同期が減ったんだなあと実感してしまったよ。そうか、8人居た同期はもう4人しか居ないのか…。
出ていく側にも理由がありますが、残された側にも思う所はあります。
それは人それぞれが決めることなので、口に出そうとは思いませんが。
という訳で、本日午前はオーラル、午後はポスターというスケジュール。
オーラルは一応でかいホールでスライド映しながらの発表なので、かなり緊張しました。(←重度の上がり症
でもまあ、相棒連れてたし。前のゼミの発表で演壇近くに待機してる間、観客席を眺めてH先生を探したり、後輩を探したり、教授陣の姿勢を観察してみたり。視線が外れてる人々を見るのは気が楽。
あと、緊張を紛らわす為に楽しいことを思い出しまくっていたら、吹き出す直前までいって逆に困った。
Yラボでの勝負パンツに対する先輩の感想、飲み会でヒーロー様が首領先生に言われた「He is “BAKA”」、幹事様の何かを叫んでる写真、兄上様の70%EtOH連続噴射、先輩がされたという芸『サランラップでスペシウム光線』、ラヂオ先輩の鉄板『○○エンタルラヂオ』…etc.
記憶を辿って、高校時代の倫理の先生まで出て来た。あの先生の、檻に入れられたサルの物真似はねぇ、本当に笑ったんだよ。なっかなか収まらなかったなァ、あれ(笑
そんなアホなことを考えていたお陰で、緊張が紛れました。うん、結果オーライ。(いいのかそれ
一部呂律が回らない所もあったりしましたが(滑舌の悪さをどうにかしたい)、初めてポインタを使った割にはまあまあ練習通りの発表が出来たかなと。ポインタはぶっつけ本番でしたけどね。最初、ポインタを手にとって一瞬ボタンを探したのは内緒。だって見たこと無いタイプのやつだったからさ…!
原稿が脳内からぶっ飛ぶこともなく(院入試の時は一瞬これをやった)、無事に終われました。ああ良かった。
午後のポスター発表では、友人の所を回り、説明してもらったり説明したり、写真を撮ったり。
こっちは一人で残念会&反省会したいくらい駄目だったな…。何て初見に優しくない説明。もっと説明スキルを上げないといけない。あと、話すべき要所を押さえていないと。
3月の発表に向けて、考える良い機会になった気がします。
しかし全然時間が足りない!!もっと色んな人の説明を聞きたかった。残念。
こういう機会を最大限に有意義なものにしないと。
その後は学科の懇親会があったんですが、色々暴走し過ぎました。すいません。
これが学部卒の同期とは最後の盛り上がりの場になるんだと思うと…ここで外さずにいられるかァ!!てなノリで。バカですね、うん。いやにテンション高かったなあ。喚き過ぎて最後の方は声枯れてたもんなァ。
とりあえずF氏、すまん。死んでたら許せ。
しかし君の行為は万死に値する気がする。気がするだけだけど、結構リアルだかんなお前。コラッ。
思えば、自分が想像していたよりも多くの人と繋がっていたんだなあと、そう感じました。
大学に入りたての頃、サークルも入らない人間がこんなに知人友人を作れるとは思わなんだ。そりゃサークルとかやってる人に比べたら全然少ないでしょうが、それでも自分にとっては予想以上の数なんだ。
全ての友人に、心からありがとうを伝えたい。
人と人との間には、言葉で表現出来ないものが山程ある。それを教えてくれた。
何もかもが白黒つけられる訳じゃない。形に出来ないものもある。
そしてそれは、無闇やたらと形にしようとするもんじゃない。
それが嫌いな自分は、いつでも頑なにはっきりさせようと必死だった。その角ばった部分を丸くしてもらったような。
…そんな感じなんだろうか。やっぱり難しいな、表現するのは。イヤ本当はしたくないんだが。
ここに記録しておきたい以上、ぼんやりとでも書かないといけないので。
とにかく、修論・卒論発表本当にお疲れ様でした。
あとは皆が集まるのは一ヶ月後の卒業式。
デジカメを忘れないようにしないと。