日が空くと、書きたいことが沢山できる。最近、いつもこうだな。

ほぼ毎日書いてたのが空くようになったんだから、そりゃそうか。

なるたけ毎日書きたいんだが。その為のブログなんだしな。


まあ、マイペースに一つずつ消化していきますよ。

そんじゃ早速、昨日の飲み会の話題から。


昨日はYラボの送別&論文通過おめでとう&学位(博士)取得おめでとう会でした。色々ごちゃ混ぜ。

韓国から短期留学のような形でいらしていた方が去られるので、送別会はそれでした。

その送別会に、来たねコレ。いつかは来ると思ってはいたがこんなに早い時期だとは思わなかった、BEEが来ましたぜアニキィィイイイ!!!!



はち-の-こ 【蜂の子】

①蜂の幼虫。特にクロスズメバチの幼虫。塩で炒り、また味醂醤油で煮つけて食う。蛋白質・脂肪に富み、美味。長野県の名産。<季:春>

②ミミズの古称。

(広辞苑第五版/岩波書店より抜粋)



兄上様の地元では、御宅で蜂を飼うのが結構当たり前らしいですよ(な、なんだってー

以前ここにも書いたけども。まさか、本当に食す日が来るとは思わなかった…

→そんな訳で、蜂の子が飲み会のテーブルに並べられました。


黒「…どうやって食べればいいんでしょうか」

兄上様「箸で食えばいいのだよ」

黒「流石にそのまんまっていうのはちょっと、イヤかなり初見には厳しいと思うのですが」

兄「そんなことはない。醤油で生姜と煮込んでるから、普通の醤油味だ」

黒「(…)ヒーロー様、蜂の子って一体どんな味なんでしょうか?」

ヒーロー様「ミルキゥィイーー!!な味するで」

幹事様「ママの味ですか(笑」

黒「……」


自分が躊躇している間に、周りの皆さんが興味津々に皿のハチをつまみ、食べていく。食べていく、って、ちょ、えええええええ?!とナチュラルな皆さんにこっちが吃驚だよ!!


可憐様「ああ、うん。意外とイケますね(もぐもぐ」

黒「イヤイヤ」

キャプテン様「珍味でしょ?美味いじゃん(もぐもぐ」

黒「イヤイヤイヤイヤ」

ラヂオ先輩「こういうのは高級食材なんだろうから、折角だし食べておかないと(もぐもぐもぐ」

黒「イヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤ」

幹事様II「割とイケるでしょ。これ何齢幼虫ですか?(もぐもぐ」

黒「齢によって味が違うんですか?!」

ヒ「何や、早よ食えや(もぐもぐ」

黒「イヤその、待って下さい、心の、心の準備が」

姉上先生「へー。こんなんあるんや(もぐもぐ」

黒「……」


皆さんの、箸でつまんで口へ放り込んで咀嚼するという一連の動きのあまりの自然さに脱帽。

そうかぁ…ここでこんな風に躊躇してる方がバカみてぇだなあ…(遠い目)と何となく変な意識になってくる。←

んで、徐に兄上様に取り皿にを置かれたりする訳だ。(※初心者には蛹がオススメのようです


…ここで食わずしていつ食うんだ!!と一念発起し、遂に口へ入れた。

何も考えるな何も考えるな何も考え(以下略)、今口に入れたのはただのフツーのオカズだ!!



→と思っていられた瞬間が、私にもありました。


思い切って歯と歯の間に挟んだ、ちょっと力を入れた、その瞬間に 現 実 回 帰 。

……思ったよりね、外殻が柔らかかったらしいんだ。うん、煮たキチンの弱さをナメていたよ。

とりあえず叫びました。


黒「なッ、なにッ、なにかッ、なななな何か出ましたああああ蛹から何か出たああああああああ」

兄「そりゃ出るさ。蛹だもの」

黒「ああああああああああああああああ」

ヒ「お、食ったんか。イケるじゃろ」

黒「蛹が、蛹があああああああああ『ぶちゅ』っていったあああああ」


絶叫してる間にも蛹をぽいぽいと皿に載せられ(蛹の中でも更にオススメは蛹にな・り・た・て★)、今度はばっちり目が合ってしかもかなり綺麗に原形留めてる個体でうわあああああああとまた叫ぶ。

何故だ、ただの死体なら目の前にあっても何とも思わないのに、食料として出されるとここまで逃げたくなるのは何故なんだ。

…そのまんまは不可能だと判断し、とりあえずあった寿司の御飯と一緒に食べることにする。

大丈夫だ、飯の中に詰めてしまえば3匹(涙)くらい余裕でイケる!!



→と思ってい(以下略)


…………下手に小細工するべきではなかった。

これ、別のものと一緒に食べると逆にハチが口腔のどこにいるか分からない恐怖に襲われる。そしてどうしても気になってハチの感触を探してしまう。

んで、発見。ぶちゅ、ではなく、ずり、という形がそのまま崩れる異様な感触が。

今度は叫ぶでなく、沈黙しました。口を押さえてひたすら噛み、漸く飲み込めそうな所で御茶を一気に呷って胃に流し込んだ。


兄「幼虫と成虫もいくかね?」

黒「む、無理です、もう無理です。無理無理無理むりむりむりむりむり」


敢え無くギブアップ。酢飯の上にごろごろと並べたものを普通に食べていく幹事様II、素晴らし過ぎる。

でも、ヒーロー様が仰っていた「ミルキーな味」っていうのは何となく解った気がする。かなり何となく…

せめて、せめて煮るでなく焼くか揚げるかならまだイケたと思うんだが。次はそれやって欲しい。つか自分でやろう。そうしよう(決心

い、良い?経験になりました。恐怖と勇気を下さった兄上様、ありがとうございました…。



その後、兄上様から来週の韓国出張の御土産は「蚕(※食料の)でいい?」と訊かれたので全力で丁重にお断りさせて頂いたのは言うまでもない。