風邪菌って凄いね。イヤ、ウィルスって凄いね。

なんでそこまで人体破壊したいのって思うくらい凄いね。お前等、そこまで人体欲しい?

そんなに人間って魅力的な住処か?巣食った所で、宿主自体死んだら結局お前等も火葬されんだぞ。

白血球とかと生きるか死ぬかの激闘をするくらいならさ、その辺漂ってた方がまだ幸せなんじゃないか。

全く単純生物はコワいね。イヤ、自分はウィルスを生物だとは認めないが。あんなもん、唯の情報体だ。


こんな意味の無いことをつらつらと書きたくなるくらい、風邪にヤられてる今日此の頃です。

大学から帰ったら熱がぶり返し、おまけに咳と鼻水も87%くらい増し(適当)で、昨晩はろくに眠れなかった。それでも何とか寝ようと努力していたので、15分くらいおきに夢を見ていた気がする。

夢のひとつで、遂に終点に辿り着いたよ。電車の話です。

何だ?そろそろ漸く死ぬのか?生命保険をかけておくべきだった。



川越駅のホームがロータリーにある噴水の目の前で、そこで自分と親子連れ以外の客が全員降りた。

その時は夜だったのに、次の駅に着く頃には何故か夕暮れ時になっていた。

アナウンスで『次は終点、川越市駅』と言っている。窓の外は一面、芒の波が揺れている。


ドアのロックが手動になっていて、上下させるとロックがかかったり開いたりする仕組み。親子連れの子供2人の内1人(姉と弟の姉の方)が、面白半分にガチャガチャと動かしている。その内、ガラッと一度大きく扉が開いた。

オイオイ、流石に運行中にそりゃマズイだろ、と少し離れた席に座っている自分が「ドアを開けちゃいかんでしょうに」と怒る。娘の傍に居た母親が申し訳なさそうに「すみませんね」と謝ってきた。


『御利用有難うございました。終点、川越市駅です』


駅のホームも無い、芒の波が少し途切れた辺りで電車が停まる。

親子連れの母親が運転手を振り返り、「御苦労さまです」と声を掛けて降りた。運転手も、運転席の窓越しに会釈を返してそれに応えた。

良い雰囲気だな、と自分も「ありがとうございました」と声を掛けた。運転手は微笑んでいた。


『長旅、お疲れ様でした。この先も、御利用頂いた皆様の遺伝子が頗る正常に翻訳されますよう。気を付けて行ってらっしゃいませ』


運転手の言葉を背に、芒の草原へと降り立った。先の親子連れは、道なき道を楽しそうに進んでいる。

背後で扉が閉まり、電車が動き出した。電車は金色の草原の彼方へと走って行った。

どこまで行くんだろうな…



……って、普通に夢オチで締めようと思ったら明らかに台詞がオカシイだろ台詞が!!(セルフツッコミ

何だよ、何故に夢でまでセントラルドグマの心配されにゃイカンのだ。そうそう、その前に見た夢ではtRNAの形した離島へ教育実習中に遠足の引率をするっていう設定だったよ。

その離島が中々に恐ろしい所で、鳩を見世物にするわ、犬を鍋の肉にするわで結構ショッキングな映像が多数。(夢だけど

犬を生きたまま鍋にぶち込んでるのを見つつ、自分の手元を見たら解体された犬が御飯にかけられた椀を持ってたりね(注※グロいです)。食おうと思ってたのかよ自分。


ウィルスに大分脳味噌まで浸食されている模様。イヤ実際されてたら死んでるが。

昨日大学から帰ってきて以来、ベッドに縛り付けられている状態です。

ますます鼻水は溢れてくるしね。毎回言うけど、溢れんばかりに鼻腔から噴出するこの体液の出来損ないを誰かどうにかしてくれよ。何か知らんが勝手に涙も出てきやがるし。

あと、喉の繊毛もむちゃくちゃ頑張ってくれてるのは解るんだけどさ、そろそろ痰を気道でなくて食道の方へ持って行ってはくれまいか?胃酸で消化しちまえば万事オッケーだと思うんだけども。それって不可能?

それとそろそろ熱は下がって欲しい。大分下がって欲しい。


熱が出た時はジブリを観るのがセオリーだった我が家なので、ラピュタが観たいな。DVDで。

それかターミネーター4でもいいよ。もしくはホテル・ヴィーナスでもOK(どういうチョイスだ

とねだってみた所、マジでホテル・ヴィーナスを借りてきて下さいました。後で観よう。



昨晩、咳と鼻水の苦痛から眠れずに無意味な思考を繰り返す中で、思い出したことがある。

いつ頃のことだったか分からない。ただ、風邪で熱を出した時だから、10年以上前のことだ。

熱でボンヤリして横になっていた自分に、母さんが寄り添っていてくれた。

「ママにうつればいいのにね」と言っていた。


早く、ママにうつすんだよ。そしたら治るからね。


…そんな昔の記憶を、ちょっと思い出した。

そんで、ちょっと泣けた。自分も大分歳をくった。