openでの植菌デビュー、無事成功を収めました。ああ良かった。

昨日、何気に初めて挑戦してみてました。30℃に突っ込んで約一日、特にコンタミも見られず。よし。

まあ、兄上様に言わせてみれば「当たり前」なんですが…その境地に行き着くまでの勇気が足らんかった。

兄上様曰く、


・そもそもMM(今回植えたのMM培地)ってバクテリア向けの培地じゃないし

・必要な栄養素入ってないし

・至適温度でもないし

・pHも違うだろうし

・一日くらいじゃバクテリア生えてこれないし

・大体、コンタミに何の問題があるのだね(!)


とのこと。

もしコンタミしたら、そこだけ培地ごと切り取ってしまえば万事OK←

な、成る程…!至極合理的です。そうですね、コンタミごときに怯えてちゃいけませんな。


…これからは、ちょっとでも兄上様に近付けるようにしたいなと。

MM以外でもopenで植えたりとか、openで培地作るとか、PCR時にピペッティング皆無でDNAとるとか、泳動時はサンプル混ぜずにloading bufferだけ予めwellにぶち込んでおくとか、etc・etc。

Yラボの人達を見てていつも思うのは、常に効率的に、合理的に動いていること。

操作に無駄がない。簡便に出来る所はとことん削っているし、効率化を求める為の投資は惜しまない。


自分が大学に居た頃に学んだあれやこれやが、Yラボに来てからはかなり打ち崩されました。

流石に、圧倒的な経験値の差を感じますね。

「何でそんなことやってんの?」と言われることもままあります。

大学で教わった先輩方への後ろめたさもちょっとありますが、なかなか変えることが出来ないのは自分の弱点。頭カタイからなあ、こういう所は早い内に改善しないとイカンですな。


しっかし、制限酵素反応の試薬調整を常温でやると知った時の驚きと言ったら無い(笑

兄上様達のやり方を実現するには、絶対にそれ相応のウデも必要になってくるものだと思うんだよなあ。

まだまだこれから。頑張らんと。


本日の言:「DNA?一晩室温で放っといても分解されやしないよ」