Yラボに復帰して一週間、漸く、ホントに漸くってな感じで思い出してきました。
3週間の教育実習というブランクは、自分にとって相当な隙間だったらしい。実習から帰ってきた次の月曜日、培地を作らなイカンと白衣を着て実験机に向かい、はたと立ち止まった。
…培地作るのって、何するんだっけ?(←その時の思考ママ
普通のYE培地ですよ。これまでに何十回作ってきたことか。その過程が吹っ飛んでしまったらしい。
とりあえずフラスコが必要だよな、とフラスコを片手に持ったまま暫くフリーズし、あそうだ、水入れるんだ水、あとスターラー入れて…と、一つずつ順を追って確認していきました。そんなレベル。(どんだけだ
いやー、3週間も空くともう駄目でした。
教育実習では実験器具を蒸留水で洗浄なんてしなかったし、量はメスシリンダでなく各容器の目盛で計るし、勿論ピペットマンなんてものは存在しない。
そんなだったので、培地作り終わってフラスコ洗う時もフツーに水道水で洗って終わりにしかけました、というか、した。一旦乾かす所まで持って行き、あ、蒸留水洗いしてねへと戻る始末。こんなこと有り得なかったのに…
何より酷かったのが復帰後初のWB。
まず、ゲル組成を忘れている。もう完璧に憶えてたのに、実験ノート引っ張り出して見ながらゲル作り。
そこまではまだ良いとしてだ、泳動と転写が最悪だった。
泳動、本来CC80mAでやってる所を180mAという2倍以上の出力設定に。
転写、本来200mAでやってる所を100mAという1/2の出力設定に。
…したのを、その日家に帰ってから気が付きました。(オワタ
ゲル1枚につき40mAというのを80mAと勘違いしていたらしい。それで、ちょい早く終わらせたかった(何せWB始めたのが19:30だった)からちょい出力上げて、と2倍の160mAに20mAプラス。
…したら、確かにとんでもない状態になっていた気がする。
とりあえず、普通90分近くかかる泳動が40分で終わったってどうよ。←
異様に早いなァとは思ってたけどさ…。
どうも出力見てると100mAくらいにしか上がってなくて、あれ?おっかしいなァと思って泳動中にゲル板触ってみたら熱くて触れないレベルでした。(その時点で気付け
こりゃゲルとろけたか?と思いましたが、流石はアクリルアミドゲル、大丈夫でした。(そういう問題じゃない
んで、転写はいつも装置1つにつき100mA流してるんですけど。
見事に2つ繋いで100mAで流したね。もうこれはブランクってレベルじゃねーぞ。
転写バッファー作る時も何から始めるか戸惑ったけどさ…(とりあえずメタノールを探しに行った
この2つの失敗に気が付いた時、もう結果を諦めました。無理だろ。無茶苦茶だろコレ。
検出してみたら意外とバンド出てたけどね。ただ、欲しいバンドが無いので以下略
あー、明日もっかいWB…と、日曜も出るか。
自分の真性バカさ加減はこんな所で今日も無駄に発揮される。
しかし明日は近所のケーキ屋さんに行きたいんだが。
どう実験組み立てたら20:00までに家に着けるんだ?精製からやるかやるまいか…日曜も行くんだったら2次抗体まで無理しなくても…ってイカンあの抗体1時間縛りじゃねえか。もう駄目だ。また2回ディテクトかよ。
それはともかく、近所のケーキ屋さんが10周年を迎えたらしい。
誕生日の時とかに何度かお世話になってるもんで、是非ともおめでとうございますと言いに行きたい。
そうか、あのケーキ屋さんが出来てからもう10年になるんだなあ。感慨深い。自分が中学の頃か。
近所にお菓子屋さんが出来たってんで、当時は喜んだもんです。
…で、どうすりゃ閉店の20:00までに家に帰って来れるんだろうか。