歯では無かったのだ。歯肉だったのだ。
右下の奥歯の更に奥なんですが。今朝見てみたら、どう見ても異常ととれるくらい腫れてるぜーー
触るとぷにぷにっとして、痛い。気にしないフリをして朝飯を普通に食ってみても、やっぱり痛い。
昨日よかずっと痛くなってたので、仕方ねえやと例の鼻唄先生の所に電話しました。
黒「ちょっと診て貰えませんか…」
受付の人「どんな具合です?」
黒「右下の奥歯の、その奥の肉が腫れてて、触るとぷにっとして痛いんです…」
言った後で、「ぷにっ」て何か可愛い表現だな、とちょっと恥ずかしくなったりしました(笑
…それがこんな地獄に結び付くとは思わなかった訳だが。
さて、祖母の愛車Vitsを拝借し、医院へ到着。
診るなり、先生は「何だコレ?」を連発。とりあえずレントゲン撮りましょうか→パチリ。
撮影画像を見てぶつぶつと呟く先生。「何でだろう…」「いやまさか…」
え、何ッスか先生。
先生「じゃっ、とりあえず座って♪」
説明ゼロっすか先生。
とりあえず座りました。→よく分からんまま治療開始
早々に何かを削る音が響き始める。ん?!何か削るモンあったっけか、と疑問を抱く。
あれ、歯肉が腫れてるだけなんだが。何してんですか、先生。ちょっと切って膿でも取り出すだけじゃないんですか。
一度うがいをする為に起き上がり、疑問を有りの侭に訊いてみる。
黒「あの、今何やってるんすか」
先「神経が死んでるみたいだねぇ。ほい、じゃあ続きやろうか」
はい?!と言う間もなく作業再開。ひたすら削られる。
その後、何度かうがいを挟んで治療を進めていく内、断片的な情報を得る。
それを繋げてみると、
・まず、過去に虫歯の治療をした箇所がある。
・そこの組織が過剰に反応したかどうかしたかで、腫れはその所為らしい。
・で、その部分の神経が圧迫されたお陰で、神経細胞が逝ったらしい。
ちーん。我が神経細胞よ、さらば。20数年、人生からすれば短い付き合いだった。
その後は何をやってるか全く判らなかったんですが、とにかく痛い。
自分は歯医者で痛くされた記憶があんまし無いんですが、これが非常に痛い。
後に家に帰って親父殿に訊いてみた所、神経を抜かれていたらしい。
+レーザの合せ技で悶絶。
自分は痛みを感じる時、それを徹底的に否定して自分に暗示をかける性質なんですが。
流石に今日は効かなかったなあ。必死こいて脳内否定してたんですがね。
痛くない痛くない痛くねえ痛くねぇっつってんだろ痛くないんだから誰か痛くないって言え!!!!(絶叫)
神経死んでるっつーのに、何で痛いのか。
神経に直で来る痛みってのは、回避しようが無ぇなあ…。
レーザで焼かれてるのは判りました。だって焦げ臭かったから←
治療が終わった時には、既に満身創痍。
口の中が消毒液+焦げた肉片+血の味で、何だか気味悪かったです。
いやー、うがいする時に焦げた肉片を飲み込んじまったみたいなんですが、自分で自分の組織片食ってるってのは何だか妙な気分ですね。
まあ、腫れは見事に引いてたので吃驚しましたが。
被せると先生が言ってたので、銀歯だか何だかになるようです。うげ。
因みに、治療中がっつり削って神経抜かれて、痛みに顰めっ面してる時にも、先生は鼻唄を歌っておいででしたよ。流石は先生。残りの治療もどうぞ宜しくお願い致します。
どうしてこうにも、自分の身体だってのに二進も三進もいかんのか。
歳はとるもんだからな、まあそろそろガタがきてもおかしかないか。
もうその辺は既に諦めましたよ。