2本足で立てる男の子が、お母さんにしがみついて泣いていたんだよ。
それを見て、いつから母さんの胸に頭を埋めて泣いてないだろうなと思ったんだよ。
昔は泣くと、よく母さんに抱っこされて、頭を撫でてもらっていたんだよ。

母さんの手は不思議なんだ。撫でられると涙が益々止まらなくなるのに、すっぽり安心して何もかも母さんに任せられるんだ。

懐かしいな。
独りで泣くことを覚えると、誰かの体温を求めなくなる。
この先、母さんの胸を借りることはもう無いだろうなと思う。もう誰の胸も借りて泣くことは無いと思う。
歳を重ねるにつれて、あの安心感がどんどん遠くなっていく。

でも、心の何処かで母さんの体温を求めてるのは明らかなんだ。あの温もりの記憶を思い出す度に、安堵感に包まれる。
泣いてる自分の悲しさと、自分を守ってくれる優しい温度を思い出す。

きっと、本能的な感覚なんだろうな。
母さんの腹の中で羊水に浸かってた、あの時の温度を憶えてるのかもしれない。
自分は生まれる前の記憶なんて大層なもんは持っちゃいないがね。


ところで、今週から始まる予定だった実験が一向に始まりません。

昨日は3時間かけて大学に辿り着いたは良いが、先輩が大寝坊の為実験延期。←
本日は1限終了後に行ったら、先輩が体調不良で午後からか休みになるかとのこと。
また連絡すると言われたので待ったが午後になっても一向に連絡が来ないので、流石に軽くピキッときて帰宅。←

ああ、色々と疲れた…。(主に精神的に
と思ったら、風邪ひきました。一昨日の吉祥寺と昨日の疲れが出たらしい。
体力無いんで、こういう疲れがすぐ風邪なり貧血なりで表れる自分。どんだけ。
医者に行って薬貰ってきました。熱は無いので、インフルではなさそうなのが救い。
まあ、まだ判りませんが。


これで明日ゼミ発表かよ。死んでしまうぜ。