本日は宣言通り、大学の授業は自主休講して学会へ行って来ました。
特別セッション前に先輩のポスター見に行ったんですが、いやポスター会場は人が凄い…!
人々の間をすり抜けるのに一苦労でした。何人か来ていたゼミの先輩や同期にはちゃんと会えましたが。
しかも無料でコーヒー貰った(笑)強気に無糖セレクトしたら敢無く胃が逝きました。
残念ながら、先輩のポスターは常に人がひっついていてよく読めず。
うろうろしながら、その他の面白そうな研究ポスターを見てきました。好圧性生分解性プラスチック分解菌とか、マンガンクラスト・シリカ等の各種鉱物親和性微生物の探索とか、低温下で活性発現が変化する酵素のアミノ酸残基置換による影響とか。
本当に沢山の研究があるんだなあ、とただただ圧倒されました。
人々の興味と好奇心と叡智と努力の結晶ですな。素晴らしい。
自分もいつか、ああいう風にちゃんとした発表が出来るようになるんだろうか。ならなきゃならんけどな。
分厚い要旨集も貰って軽く読んでたんですが、微生物の宇宙空間移動説みたいな内容の研究もあって、これまた面白そうなテーマだなと思いました。宇宙からやってきた微生物は生命の起源になり得るか。
パンスペルミア仮説…ここへメモしておく価値はあるだろうな。
自分はコアセルベート説を頭っから信じてるんで、こういう新たな知見を得られたのは驚きですね。
可能性は多い方が良い。議論する為にもね。最近そう思います。
そして、特別セッションでは念願叶ってI先生の講義を聴けました。
始まる前に先生と偶然お会いしたんですが、自分のことを憶えていて下さった。幸せ…!!(昇天
講義でも、いつもの先生節健在。素敵過ぎる。寧ろ惚れる。←
I先生の前が2m近い長身を誇るA先生の講義だったもんで、「A先生みたく身長が欲しい」発言も。
そんなお茶目なカワイイI先生が好きだ。
一日も早く、コナダニをぶち殺す手段が確立されることを祈ってます。
ダニが水分を感知する機構をストップさせるものかなんかを使えないものか…それが有機リン系薬剤だったのかな。それとも、アレロパシーか何かでダニの忌避物質を探すとか。
奴等に齧り付く天敵が居ない、っていうのも結構凄い話だなあ。その辺のピラミッドの頂点に居るのか。
是非とも放線菌の活用法を考案して頂きたい。
微生物は害虫防除にもっともっと利用出来ると思うのだ。
さて、学会の話はここまで。
一昨日辺りになりますが、少し前に借りた『月は無慈悲な夜の女王』、読了しました。
(以下、若干ネタバレあり↓)
いやー、最後までハラハラドキドキの展開でした。「これ…終わるんだよな?あとこれだけのページ数でちゃんと終わるんだよな?『後編へ続く』とかじゃないよな??」と不安になるほど、ラストは急展開でした。
そしてハッピーエンド万歳。幸せだ俺。興味ある小説を読んで、幸せに読み終えられて幸せだ。
ホントに最後までどっちに転ぶのか、全く予想がつかなかった。急転直下でバッドエンドも有り得るな…とページ捲る手が止まりかけたこともありましたが。いや良かった。
それだけに、教授の死は残念でしたが。月世界は本当に惜しい人を失った。
そして予想通り、マイクを愛してしまったよ。愛さずには居られねえよ。
「彼」が居なくなってしまったのがとても淋しい。思えば、彼の言葉はとても優しかったなあ、と。
『お休みなさい、わたしの唯ひとりの友達』
『ぼくの最初で最上の友達、ぼくもその通りなんだ』
読み返してみると、彼って最初っからマニーに対して同じことを言ってるんですね。最上の友達。
けど、最初は唯ひとりの、って付けていた。最後には彼は沢山の友人を持っていた、馬鹿でなしを。
どうなんだろう?友人と呼んでたのは最後までワイオと教授、マニーの3人だけだったのかも。
でも、やっぱりマニーと彼の仲は特別なんだなあ、と思ってはにやけてしまう自分。
物語の中では戻って来なかったけど、またマニーの元に帰って来て欲しいな。
ところで、マイケル・ジャクソンの映画『THIS IS IT』、本日公開ですね。
…観に行きてえ!!!!(叫
SFとかアクション以外実写は受け付けない人間ですが(それもどうよ)、これまで断片的に見聞きしてきた彼の生き様や考え方には大いに惹かれるものがある。
というか、彼のことを知らないから知りたい。