予定していた通り、友人と某大学の学祭へ行って来ました。

実は自分も受けた大学。一般入試以来だなあと懐かしく思いました。もう3年経つのかね。

浪人時代、共に予備校で幾多の戦場を潜り抜けた(笑)友人が通っているので、まあ運があれば会えるかと思っておりました。会えればドッキリ、会えなかったらそれもまた巡り合わせ、と。



隊長、ドッキリ成功しました!!



……。

イヤ、まじでですね。吃驚しましたね。吃驚し過ぎましたね。騒ぎ過ぎました。

確かこのサークルだと言っていたような…という曖昧な記憶の下、とりあえずそのサークルが開いていた店に行ってみたらこれが見 事 的 中 。受付に彼女は立っておりました。


再会した瞬間の喜びと言ったらもう。

胸が一杯になる、てのはこういうことなんでしょうな。彼女と会えたことが嬉しくて、彼女が自分のことを憶えていてくれたことも嬉しくて、何もかも嬉しくて本気でどうしようと思った。寧ろどうかなるんじゃないかと思った。



ホントに懐かしい。浪人して、予備校で初めて出来た友達。

浪人生はお互いに色々と気を遣うもんで、2人してどうしようかと戸惑ってた初日。隣の席に座ってたんだ。自分の予備校は毎度席が決まってたからな。

どちらから言い出したんだろう?


浪人生同士、あんまし仲良くして良いのか戸惑うね。

確かにね。でもさ、うちらはそんなの気にしないで仲良くしようよ。


勉強だけに打ち込む為の牢屋のような空間にブチ込まれて、慣れない東京の汚ぇ空気に反吐が出そうで、これから一年間、自分も家族も周囲全てを欺いて、自分を殺して殺して希望の欠片も見出せなかったあの時にだ。

彼女の言葉と存在が、どれだけこの身に優しかったことか。

彼女と仲良くなって、前の席の2人が振り返って。仲良くして良いのかな、やっぱしそこ気になるよね、って笑ってさ。終いにゃホントに浪人生かい、って思う程騒ぐようになってさ。異性の友人も沢山出来て、でも皆この一年間だけの付き合いだった。


自分にとってはその方が良かったんだ。

だって、どう考えたってこの先進んだ道で出会う人との方が長く付き合うことになるんだから。

浪人時代なんて、あまり思い出したいものじゃない。


でも、同じ学び舎で過ごした最高の仲間達のお陰で、自分は他人からすれば大分幸せな浪人時代を送ったんじゃないかと思う。

浪人中、自分はやっぱり友達から色々なことを教わった。


スターバックスコーヒーという、サイズ指定がS・M・Lじゃなくてちょっと高めな喫茶店。スタバ通の友人は、大学へ行ったらそこでバイトするのだと張り切っていた。

100金のディジタル時計。一時期、仲間内の殆どが模試でそいつを持って来た。

キシリクリスタルという喉飴を知ったのは、そう、今日再会した友人がくれたからだ。あんなに美味い喉飴が世の中にあることを自分は知らなかった。



何にせよ、彼女が自分の中で特別な存在として記憶されてることには違いないのですよ。

記憶力の弱い自分が未だに名前も顔も憶えている、それは自分にとっても結構な驚きなのです。

うーん、感慨深い。この再会に感謝を。

再び彼女と手と手を取り合えた、この幸運を授けてくれた天の誰かに。




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以下私信。


霖さん、誕生日おめっとさん★残るは会長のみか(ニヤリ

イタリアン良いなぁ。今度紹介してくれ!