聴きたくて脳内回り過ぎてもう辛抱堪らんつーことで、スピッツの新曲『君は太陽』を聴きに行って来ました。

何処へ聴きに行ったかって、そりゃ映画館ですよ。


=『ホッタラケの島』を観に行って来ました


…いやー、研究室が早く上がって、帰りの電車で『君は太陽』がぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐると…。

エンドレス。あのサビ部分エンドレス。草野さんの声がぐるぐる。

でも『ホッタラケ』を観ようとは思ってなかったんですよ。時間空いたし、今日\1,000だし夏休みの間に1本くれえ映画でも観に行っとくかというかなり適当な気分のまま地元の映画館へ。


とりあえず時間が丁度良さげな作品があればそれにするかと思った程度で。そしてその中に『ホッタラケ』か『G.I.ジョー』か『EVA・破』があればもっといいと思ったくらいで(笑


んで、丁度『ホッタラケ』の上映30分前だったんで、スピッツ聴きたいしまあメルヘンに浸るのもいいし(あのごちゃごちゃしたゴミの山で出来てそうな世界観はとても好き)、CGがどれ程のもんかチェックするのもいいかなーとそのまま『ホッタラケ』を観ることに。



そんな訳で、以下感想。

ネタバレあるので、観てない人はとっても注意↓↓






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だから言ったろ。

ちっこい奴が頑張ってると泣いちまうんだって。



ポニョは何とか耐えた自分ですが、今回は駄目だった。

涙が頬を伝った瞬間「あ、俺泣いてるよ」と自覚しました。トトロ以来だなァ泣いたのは。

恐るべしホッタラケ。どんだけ感動させるつもりだコラ。ったく泣かせやがってコンチクショーー


ところで、自分の中ではコットン最強説が浮上してるんだがどうか。

だって強いじゃん、アイツ。地下宮殿から2度も生還してるんだぞ。

ぬいぐるみの馬に乗って再登場した、奴は間違い無く伝説の勇者だ。

たとえ真っ二つに引き裂かれてしまおうと…!


コットン沈黙シーンを見て、そういや自分の子供は結構悲惨な目に遭ってるけど、上半身と下半身が分離する程の状態に陥ったことねーなと思いました。

腕とか脚とかよく捥げたりするけど、腹から千切れるってなくらいのイメージは湧いたことなかった。

今度やってみよう、と思った瞬間。(←誰でやるんだ誰で



そしてやっぱりテオが好きになった罠。CM観た時点で「あーこいつ気に入るだろうな」とは思っていたが。

テオ可愛いよテオ。漢じゃけえ!!べそかいてる時の涙の量が尋常じゃないと思わず目を剥いたが(そしてその直後にはきっとこれがこの世界の常識なんだと考えを改めた)。

しかして、観てる間は何故か上から目線でしたが。

「お前漢だろ、そろそろ助けに来いよ」とか。恐らく彼が必死で飛行機飛ばしてる辺りでそんなことを考えていた(笑


サヨナラのシーンも漢らしくて好感。

こういう別世界に行くっていう話は正直大ッ嫌いなんですが、その理由が「必ず別れが来るから」。ガッシュとかがそうだったように、別世界の住人は元の世界に帰らなけりゃならない訳で、定番の涙のお別れシーンが来るのがすげえ嫌なんですよ。

何ですかね、ずっと夢の世界に居たいからなんですかね。現実逃避か自分。


とまあそんな訳で、ホッタラケに関してもその点は気になっていたのですが。

大分あっさりしてくれて私的には良かったです。これも全てテオのお陰。

まあ、最後に抱き合ってわんわん泣いてるシーンが来たら来たで多分また泣くんでしょうけど←



ガラクタで構成されてる世界、というアイデアは好き。とても好き。

ツギハギの世界みたいで好き。ちょっとボロそうな辺りが好き。どう考えても玩具の国なのにちゃんと色々機能してる所とか好き。あと線路好き。そして地下要素大好き。


ただ、スピード速過ぎてついていけないシーンが少々。

スピード感を出したかったんだろうけど、あれはちょっとやり過ぎではないだろうか。

この人達、生きてるのオカシイよね。普通死ぬよね。っていう感想が…



まあ、そんな感動も何もかも全て、EDのスピッツの歌声に包まれて優しく温められた訳ですが。

これが聴きたかった…!!今迄観た映画の中で、最も幸せなスタッフロールの流れる時間でした。


作品中の“you are my sunshine”とリンクしてることに気が付いた時には、ちょっと嬉しかった。




時間が空いた時、偶に映画館へ行くのもいいかもしれない。

あ、そう言えばEVA・破のパンフ買いました。観てないけど開封します。ゴメンナサイ。