犬の散歩で、久し振りに近くのだだっ広い公園まで行きました。
途中、カラスの大群が群がる畑と鬱蒼と生い茂る森林(因みにこちらがカラスのアジトと思われる)の間の道を歩いていた時には、頭上を飛び交うカラスの数にこいつはやばそうだとダッシュで駆け抜け。
前後左右を確認しつつ(結構な低空飛行してくる奴も居るので)走ってると、何だかサイクロのカラスに襲われた過去話シーンみたいだと自分で笑えました。
→例の、キッドとマタタビが2足歩行で仲間を担いで「来るなアアアアアアア」と叫ぶscene。言ってて細かい。
いやあ、最初は特に気にしてなかったんだけどな。
何気なく畑の方を見たら、数が数十匹そこらじゃ収まらなかったもんで地味に吃驚。
下手すると200超える集団だったからな。おまけに丸腰だったからな。(関係無い)
まあ、そんなこんなでカラスの襲撃?をかわし、公園に入る。
大分久々だったもんで色々と懐かしくて、それと景色がいつの間にか緑に変わってたのが嬉しくて、柄にもなくうきうき。イヤ、柄か。そういうのなかなか隠せない人間だからな。
そういえば、もう7月なんですね。なんですよね。
入っていくと、見知らぬ鳥の親子連れが池を泳いでいました。
その先の菖蒲の花壇では、仲睦まじくちょこちょこと歩いていく鴨の夫婦。
仲良いなあ…と木陰と草叢の奥へ2匹揃って消えていくまで、ずっと立ち止まって見てました。
そういえば、この前鴨の片割れが轢かれて死んでた場面に遭遇しました。
可哀想に、轢かれて多分死んでいた。片割れが傍に居て、車が通る度にばさばさと飛んで避けていた。
あの時、あいつは片割れが死んでたことを認識してたんだろうか。
きっと認識してたんだろうと思った。
虫だって、仲間が死んでりゃエサにする。
その近くにある小さな橋の上には、何が居るのかと思えばカブトムシ。
の、死体。(因みに♂)
腹の方は殆ど蟻んこに食われて無くなってましたが、角だけは精悍でした。彼がビートルであることを堂々と示していましたともさ。
彼は子孫を残せただろうか。夏のこんな早くに競争からリタイアしてしまって。
池の反対側の岸辺に近寄ってみると、泥に紛れてでかいウシガエルがいました。
実にのっそりしてた彼(彼女?)。ちょっとしたモーションを送ってみましたが、反応皆無。
気が付いたら、アメンボの群れの向こうにも別のウシガエルが顔だけ泥から出してました。
帰る頃、あの野太い声に犬が驚きました。
普段触れる機会も無いんで忘れてますが、こういう営みは日々極々自然に行われているのであって、自然の中で生きてる彼らからすれば何も感動するような場面では無い。
とっくに野生を失ってしまった人間の、かつての仲間達に対する思慕の念なんだろうか。