本日大学からの帰り、5限終わりで皆一様に「腹減ったー」と言いつつ駅へ向かっていました。

あまりに意見が合致するので「じゃあ、どっか食いに行くか」という話になり、何処かへ寄ることに。その時、自分は今最高に食いたい物がぱっと頭に浮かんで、あまつさえ口の中にその味がリアルに広がっていくような錯覚に囚われたんですな。

けど、そのイメージはほんの一瞬で、急速に萎んで霧散してしまった。

何だったんだろう…とひたすら考えて、結局思い出せませんでした。


断片的なイメージは残ってるんですけどね。

最初は、最寄り駅にマックがあるから手頃なアップルパイが食べたいのかと自問した。けれど、次にベーコンポテトパイの方が良いなあなんて考えて、その直後に例の最高に食いたい物が突然出て来た。

とっても温かいパンなんですよ。ホットドッグみたいな長細いパンで、スタバで店員さんが温めてくれたばっかりのフィローネみたいな熱さと軟らかさ。そのパンの中に衣のついた魚(フィレオフィッシュみたいな?)の四角い具材が入っていて、後は肉とかケチャップとかの赤いイメージ……って、友人にもツッコまれたけど何だコレ。

触感ははっきりしない。最初はもちっとだったけど、後から考えるとサクッだった気もしないでもない。

ただ、脳内イメージでは美味かったなあ…ほんとに食いたかった…。


ひたすら思い出そうと考えて考えて考えて考えたんですが、無理でした。

友人に「諦めたらそこで(以下略)」と例の名言を云われたんですが、もうイイッス。試合終了でもイイッス先生。

どうも、自分の考えてる時の顔は笑えるらしい。

必死で考えてるのに、その表情が表に出ていないらしい。瞬きせずに一点を見てるだけ。これは自分でも偶に自覚しますね。思考があっちに行っていて、我に返った瞬間とか。


それにしたって、随分頑張ったんですけどね…。そういう下らないことに対して諦めの早い自分にしては。

まずマックの食ったことのあるメニューを全部呼び出し、フレッシュネスでも同様にし、モスでもスタバでもドトールでも同様にし、ミスド、ガスト、サイゼ、ヴィド、エクセルシオールカフェ、新宿ミロードのパスタ屋、イタトマ、この前行った久米川駅のパン屋等々、自分が入ったあらゆる外食系の店のメニューを脳内検索しました。

それとももっと身近なものかとも思い、近所のファミマ、大学構内のサンクス、いつも行ってるスーパーのパン売り場、母さんの料理、果ては自分が作るピザもどき等も考えてみたけど、どれも一致せず。

後はひたすら時間を遡ることにし、吉祥寺行った時に入ったお店、ヂズニーで食べたチュロスとポップコーン(最早パンでは無い)、浪人してた時に予備校の友達と行った店…等々々。


そんなこんなで一応出した結論は、「去年の大学の文化祭で食ったラザニア入りの今川焼が最もイメージに近い」。

…そこまで考えた癖に、結論がアバウトかよなんてツッコミは無しの方向で。

これでも大分必死に考えたんすよ。



何だか改めて考えてみると、よくこんな下らねーことで時間潰したな、自分。