何だか、うちの大学図書館はSFフェアでもやってるんでしょうか。

最近、自分の読みたい本がしょっちゅう検索に引っ掛かります。ちょっと前までは皆無だったと思うんだが。

新書・文庫コーナーも大幅に冊数増えたし。…まあ、こっちにとっちゃ嬉しいので良いですが。

今日も勢いに任せて4冊借りて来ました。

や、だって欲しかった本が目白押しなんだもんよ…!


今日借りた本↓

『鋼鉄都市』

『夜明けのロボット(上)』

『夜明けのロボット(下)』

『聖者の行進』


見事にIsaac Asimovシリーズが揃ったな。感激。

電気羊読み終わったんで、早速『聖者の行進』読んでます。

バイセンテニアル・マンが目的。楽しみです。長編版も借りて来ようかな。

どんだけ借りてんだお前って話ですが、こんなにまとまって小説読める時間があるのは貴重なんで、今の内に出来るだけ読んでおこうかと思ってます。



その大学からの帰り、ちょい近所のコンビニに寄ってから帰ったのですが。

すっかり闇の帳が下りて、辺りが冷たく透き通る様な冬の夜の空気に変わる頃。

ペイントの「塗り潰し」で一様に塗り潰した様な、均一な黒が空にありました。薄くもなく、濃くもない。

そんな、ぴんと張り詰めた雰囲気のある冬の空が自分は好きなんですが。


その中に燦然と輝く月がありました。満月に限り無く近い、目の悪い自分には真ん丸な白い月。

ところで、太陽の光と月の光は元を辿る迄も無く同じものですが、何故こうも違って見えるのか。

昼と夜の空の色の違いが最大の要因に成り得るとは思いますが。

それとも、反射光だと若干波長が変わったりするのかな?物理に疎い自分が理解するには程遠い。


太陽光も好きですが、月光の方がそれより少しばかり好きです。

闇の中にあって、唯一の巨大な光源である故なのかどうか。

兎にも角にも、あの美しい白い光。凛として輝くその姿は、何処か静かな畏敬の念を呼び起こします。


大分話が逸れましたが。

今日見た月は、それはそれは一段と美しく、雲も無かったのでとても綺麗でした。

あまりに光が強いので、まるで月の周囲の黒が透けている様に見えました。それもまた、綺麗な円状に。

中心付近は白っぽく、徐々に薄く緑色が混じってきて、黒との境界面ではうすーいオレンジ色に近くなる。

一目見て、目玉の裏側を想像しました。ああ、似ているなァと。

目玉を角膜と平行に半分に切って、中の硝子体を掻き出して、内側から外を眺めてみる。

目玉の内側には黒い薄膜が張り付いてて、瞳孔の部分だけ丸くて小さな穴がぽっかりと開いている。


そう、今日見た丸い月と夜の空みたいに。