pm3:30頃から猛烈な夕立が始まったんですが。イヤ今日のは凄かった。
午後になった辺りから既に空は暗くなり始めてたし、空の上の方で断続的にゴロゴロ鳴ってたので、その内来るかなーとは思っていたのですが。予想以上でした。
最初に何発か轟音が響いたのを合図に、叩き付けるような雨粒の嵐。
暫くは光って少し経ってから落雷音、というのを繰り返してたんですが、こりゃ結構酷いなと窓の外を見やった瞬間、青白い稲妻が一直線に地面に向かって落ち、間髪容れずに凄まじい轟音が。
…あれ?落ちたよね。確実に落ちてるよねっつーかかなり近いよね今の。
正直、びびりました。雷にこんなに怯えたのって、何だか思い出に無い様な。初めてなんじゃないだろうか。
普段は大抵学校に居たり電車内とかに居たりで、あまり雷に対して恐怖を感じることが無いんですが。いやー、家だと流石に怖い。こういう時、マンションはいいなあなんて思ったり。避雷針付いてる…よな。
その後も何発かかなり近くに落ちたみたいで、びくびくしながらノートと睨めっこしてました。当然、全く頭に入ってませんでしたが。
こういう時、漫画の世界だと頭から毛布に包まってベッドの上に縮こまって震えてるもんだよなあ…と思い、試してみようかとも思ったのですが、窓を閉め切ってた所為で(何せ吹き込んで来る雨の量が半端無い)あまりにも蒸し暑く、流石に実践する気にはなれませんでした。
夏にアレをやってる漫画中の人物はかなり汗だくになってるんじゃないだろうか…。
しかし、本題はその嵐が過ぎ去った後のこと。
既に夕飯を済ませた後だったんですが、東の空に綺麗な虹が現れていたのです。
ちっこい虹なら如雨露でも時々作ったりしますが、自然現象で空に現れる虹は本当に久し振りに見ました。ってか前にいつ見たのかを憶えてません。それ程久し振りでした。
自室の窓から見ていたのですが、思わず外に出て家の前の道路を虹の方へ駆けて行きました。少し開けた所で足を止めて、暫くそのまま魅入っていました。
虹はかなり大きく、美しいアーチの線を描いて、半円より少し先辺りで消えていました。
へえ、と思ったのは、アーチを描いている方と反対側に、色の並びが逆の薄い虹がもう一つ現れていたこと。
どっかで聞いたことのある現象の様な。イヤ色の配列が逆だってのは蟲師ですが。
虹の根本辺りに見える遠い空は暗く、稲妻が光っていました。
振り返ってこちらの空を見上げれば、そこには澄み切った空と白い雲。その少し先にある西の空は、それは見事な茜色に輝いていました。
空は愛してやまないモチーフの一つですが、改めて、自然っていうのは偉大だなと。
人間なんか、雷が鳴ってる時は家の中入ってびくびく大人しくやってるのが分相応なんじゃないか。
そんな風に思ったりしました。
それにしても、綺麗だったなあ。
溜息が出る程美しい、ってのはああいうのを言うんだろうな。