101年前にタイタニック号が沈没した際、船上で演奏されたバイオリンがイギリスで競売にかけられ、90万ポンド、およそ145万ドルで落札されました。
タイタニック号の楽団のリーダーだったウォレス・ハートリーさんは、沈没する船の乗客を落ち着かせるため、仲間の楽団員と共にそのバイオリンを演奏したとされています。バイオリンはタイタニック号ゆかりの品としては記録的な値をつけました。これまでのところ落札者は明らかにされていません。(NHKニュース参照)
この悲惨な事故は多くの教訓を含んでいます。ウォレス・ハートリーさんのように最後まで乗客のためにバイオリンの演奏を続けた人もいましたが、我先にと逃げた人もいました。100年以上たっても私たちの胸を打つのは、自己中ではなく、人のためにいかに尽くすかにあります。