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屋根低い街の夕暮れエアメール

あなたの光はオレンジに燃ゆ



これは2016年1月の「恋歌」にあげた、「オレンジ燃ゆる」を自己添削してみたものです。


元々は→屋根低い街からいつか山の端かすめオレンジ燃ゆるあなたのくにへ でした。


遠いくにの「あなた」のところへいつか行くんだって書いていました。遠距離恋愛の歌でした。

最近Eテレの短歌番組を見始めて、自分の「短歌のつもり」作品を振り返ってみると……はてな、ひどいものなのか、少しは光るものがあるものなのか、ちっとも分かりません笑。

番組で紹介された短歌が添削されていく様子は興味深いです。

歌の着想をそのままに言葉を手繰る「技術」が短歌なのだなぁ、と番組を見てると納得したものです。

自己添削したら面白いかなぁと思ってやってみました。今日の夕暮れのオレンジの光が美しかったので、あの日の思いを取り戻したいものだなぁと思った次第です。


屋根低い街の夕暮れエアメール 

あなたの光はオレンジに燃ゆ


どうでしょうかね。元の着想では、「光って遠距離でもすぐに届いて羨ましいなぁ」「自分のいる田舎町と、相手のいる遠いくにのギャップも、光に託せば大したことないなぁ」と言う思いがありました。でも、言葉を操れてなかったなぁ と思って。いろいろ考えるうちに、「エアメール」と言葉を思いつきました。光という便りなら、距離は関係ない。屋根低い田舎町に届く異国の便り…という田舎と異国の対比も、夕暮れの光を恋しい相手からの手紙と捉えたい気持ちも出せたかなぁと思います。


それにしてもブログの書くところどこからやるのかもすっかり忘れていて、自己添削それ自体よりも時間がかかってしまいました笑。少しは手早くなりたいな。