えー、
暑かったなー今日。

登山部の親分と廻ってまいりやした。


TX南千住駅で下車、
浅草駅で下車だとちょっと遠い。

用事があるのは駅の南側だけど、

南口に出ずに、
北口から駅西側をぐるっと回って浅草方面へ南下。

ちなみに、
南千住駅の南側は車両基地。
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通り沿いをまっつぐ歩き、
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泪橋バス停を越えて明治通り。

ここを、
日光街道(昭和通り:国道4号)方面へ、
つまり西に向かう。

三ノ輪の交差点で土手通りに交わるので、
スカイツリーが見えるほうに曲がって進む。

てくてくと歩くと、
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ちょっとアレなジョー(でもオフィシャル)発見www

と、
思っていると、
到着。

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土手の伊勢屋さんで御座る。

明治22年創業の老舗の天麩羅屋さんです。
現在は5代目とのこと。


いわゆる吉原遊郭の近く、
浅草寺の裏手にあたる場所。

創業の頃の浅草界隈は、
遊郭は縮小してきていたものの、
人・金・モノの集まる繁華街。

浅草寺を核にした浅草公園をはじめ、
日本初の電気式エレベータがあり当時日本一の高さを誇った塔、
浅草十二階こと凌雲閣(残念ながら関東大震災で半壊)や演劇場、
とにかく人の賑わう場所だったのでしょうな。

もともとは定食屋としての始まりだったようですが、
明治の終わりころに天麩羅のみ扱うようになったとか。

その天麩羅が有名なのもさることなら、
建物も文化庁指定の登録有形文化財。

というのも、
もともとの店舗が大正12年の関東大震災の際に一度倒壊し、
昭和2年に現在の場所に再建後、
昭和20年の東京大空襲の戦火を免れた建物。
一世紀前の雰囲気を濃く残してます。

店内の土間は黒光りしておりました。


さてさて、
天麩羅でござる。

到着したのが、
11:40過ぎ。

既に店内には満員のお客さん。
25席位かな?
店の外に10人程度の行列。

パイプ丸椅子がいくつかと、
メニューが置いてありました。
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あたしゃね、
もう来る前から、

「天丼・ハ」と「なめこ椀」って決めてた!

親分もそれにならって同じものを考えていたようでした。

徐々に行列の前に移動して行くと、

入り口横に、
誘惑への招待状が張り出されてあることに気付く。
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「五代目天丼」

なん…だと…!

入口の注文取りの店員さんに聞いてみたところ、

「本日仕入れのあったいいタネですよ」

とか言われちまうと、
もうね。

一期一会じゃないすか。

12:05過ぎ着席。

程なく着丼。

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これですよ!
「五代目天丼」

美しい!

上に乗っかってるクルッとしてるのは、
穴子の骨を揚げたもの。
カリッとしてて美味しい。

野菜はアスパラガス。

なお通常、
丼に蓋をのせて配膳されるのですが、

これには付いておらず、
取分け用に小皿が付いてきました。

(相席の御向さんは「天麩羅・上」の様子)

片や、
親分の注文した「天丼・ハ」、
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何となく「勝った」とつぶやく自分www

とは言え、

海老2尾と、
谷中生姜の天麩羅は羨ましい。

美味そうなのは間違いない。
共に結構なボリューム。


特に穴子が凄い。
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左から右へとはみ出ているのがそれ。

歯ごたえの良い蛸
さっぱりした鯛
ほろ苦い稚鮎、
ホクッとした鱚、
ふっくらした穴子、
諸々、

香ばしい胡麻油でサッと揚がったこやつらに、
濃厚なタレがかかった一式を、

飯と一緒に、
黙々とかき込む。


はじめは完食すらも不安だったが、

気付けば、
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完食。

ほんの10分弱、

至福の一刻。


美味かった。


天麩羅だけに、
胃がずーーーんともたれちゃったりするのかなと思って、

胃薬も持ってきたけど、
必要なし。


美味い天麩羅って、
なんぼでも食えるぜ。


御馳走様でした。









あー、
また来るよ間違いなく。
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森山田