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今年のノーベル賞、
日本人が、

なんと4名だという。

快挙快挙。

最近あまりパッとしないこのご時世に、
素晴らしいニュースだ。


素晴らしいのは間違いないんだが、

物理学部門で受賞する3名のうち、

最長老かつ、
最功労者の南部陽一郎氏、

アメリカ国籍なんだよね。

どのメディアもあまりその事はちゃんと言ってない気がするが、
どうなんだ?



見出しこそ、

"Three Physicists Share Nobel Prize"(三人の物理学者がノーベル賞を共同受賞)だけど。

記事のはじめからちゃんと、

"An American and two Japanese physicists ~"(一人の米国人と、二人の日本人の物理学者が~)

と書き始めてるよ。


そのあおりで国内でも、
国籍法についての論議がにわかに始まってるようで、


なんてニュースもあった。


確かに名誉な事だから、
この件については3名とも日本人と言うことにしておきたいのは心情。

でも基本的に二重国籍を認めない今の制度では無理。

どんだけ「国際化」だの「ボーダーレス」だの言ったところで、
この辺は難しい。

非常にデリケートな問題を含むもんな。

政治難民や在日の人達に始まり、
最近はインドで代理母出産した子供の国籍がどうの、
ってニュースもあったよね。

かたや二重国籍であったり、
かたや無国籍であったり。


そもそも、
国籍法によると、
大ざっぱに、

日本国籍を得るのには、
一部例外を除き、
出生時に父母のうち片方が日本人であるか、
帰化するしかないのよな。

アメリカみたいな、
「アメリカで生まれりゃアメリカ人」、
みたいな出地主義でなくて、
基本的には血統主義って事だね。

それでも20年くらい前(1985年)までは、
父親が日本人でなきゃ日本国籍もらえなかった。(母親が日本人でも、父親が外国人だと×。)

「母」国なんて言い方があるのにねwww


そういえば、
今年引退する野球の神様、
ソフトバンクの王監督も、
中華民国(台湾)の国籍。

東京生まれの東京育ちですが、
父親が中華民国人で、
母親が日本人だそうです。

現在、
中華民国(台湾)は、
残念ながら、
国際的に国家としての認知をされていません。

しかし、

あえて帰化しないらしいです。
国籍に誇りと愛着があるんでしょうね。

立派なことです。
大人物です。



国籍は、

「私は誰?」という、

本人のアイデンティティに拠る部分が大きい。

日本生まれ、
日本育ち。
両親も日本人。

そんな自分には、
想像出来ない話。

自分には日本しかないから。







話がまとまんないな。






ちなみに、
うちの姪っ子は、

三重国籍者。

羨ましいような、
そうでないような。


恵まれてる分、
悩みも多かろうよ。











森山田